環境問題が深刻化する地球。最近では環境問題解決に向けて動き出している企業を多く見かけるようになりました。このコラムでは環境問題解決に向けて力を入れている企業のことを「なんでも知りたいオフクロサマ」が徹底調査!
今回調査したのは資源循環業として廃棄物の回収〜処理からリサイクルまで多岐に渡る活動をしている「株式会社丸幸」さん!
さて、どのような会社で、環境問題解決に向けてどのように地球環境に貢献しているのでしょうか?オフクロサマと一緒に見ていきましょう!
株式会社 丸幸って?
日常生活を送る上で必ずでてしまうもの、それが「ゴミ」。堅苦しい呼び方をすると「廃棄物」という言い方をするけど、その廃棄物の収集・運搬・処理・リサイクルに努める企業が今回紹介する「株式会社丸幸」さん。
今までは「人がいらなくなったもの」で捨てるだけだったゴミ・廃棄物も、地球環境の悪化や社会課題が増加していくにつれ、その中に含まれる「資源」の扱い方に注目が集まっているんだホ。
今、丸幸さんでは廃棄物処理業として「処理すること」を中心にした事業活動から、これからの環境配慮型社会の実現に向けた「資源の循環」にフォーカスした事業活動へとギアチェンジをしている最中なんだって!今回は主軸とする事業に加えて、環境問題解決の貢献にもなる「新たな取り組み」についてもお話しを聞いてきたんだホー!
どんな事業をしているの?

丸幸さんの事業は「廃棄物の回収・運搬・処理・再生 etc…」とたくさん!ここでは拠点の1つ、千葉県白井市神々廻(ししば)にある「エコ・ファクトリー神々廻の森」を見学してきたオフクロサマが事業の一部をご紹介するホ〜!
手選別
▲「てつ」「ガラス」「木」「プラ」「ハサイ」と書かれたコンテナ。手選別エリアではこれらがそれぞれのコンテナに人の目で選別される。
丸幸さんに運ばれてきた廃棄物は手選別エリアでまず人の力を使って「選別」されるんだホー!丸幸さんでは回収した全てのものをリサイクルさせるために、分別よりもさらに細かいこの「選別」にこだわり、資源循環に取り組んでいるんだホゥ!この選別の工程がないと、分別されなかったリチウムイオン電池が発火して火事の原因になったり、混入したビニールなどの異物によって機械が停止してしまったりすることもあるそうなんだホー。
▲選別によって丸幸さんでピックアップされたリチウムイオン電池。発火や事故の元になるので家庭でもしっかり分別しましょう。
近赤外線選別
コンビニや店舗から集めたペットボトルなどは画像上部の青い機械「近赤外線選別装置」へと運ばれていくんだホ。ここでは「瓶・缶・PETボトル」をそれぞれの品目に自動で選別していくんだけど、従来「複数品目が混ざっているから」「細かすぎて選別が不可能だから」といった理由で、埋め立て処理もしくは焼却処理しか処理方法がなかった廃棄物も、この機械によって高精度の選別が可能なため、リサイクル率の向上はもちろん、省CO2型社会の形成にも貢献しているそうなんだホー!
また、ここではなるべく少ない人数で工程を運用することで、人じゃないと判断できない別の工程に人員を確保できたり、すごく汚れてしまう作業を機械に任せることによって「廃棄物処理=汚い仕事ではない」という廃棄物処理業のイメージ向上にも役だったりしているんだホ!
この機械は…?
現在、丸幸さんが注力している事業の核となるこの機械。次のページでは事業2本目の柱となる「あるモノの製造」についてご紹介するんだホ〜!