“海”を感じさせるような世界観で活動する女性ボーカルグループ「深海合唱団」。現在はオリジナル曲を中心にライブを行いながら、ビーチクリーンや海洋プラスチックの展示、企業やNPO団体とのイベントコラボなど、音楽の枠を越えた環境への取り組みにも力を入れています。
今回は、深海合唱団のメンバー(プロデューサー 兼 VOCAL|石山ゑりさん、VOCAL|牧野くみさん、VOCAL|misaさん)の3人に活動についてお話を伺いました。
深海合唱団のはじまり
「深海合唱団」というグループ名にはどんな想いが込められているんですか?
石山ゑり|まず、人の声が集まった音楽をやりたいと思ったんです。元々は自分の声を多重録音で重ねて音楽を作っていた時があって。それをアナログで、実際の人でやってみたいなと思いました。名前を考えたときに、クラシックの合唱団ではないんだけど「合(合わせる)・唱(唱う)・団(団結する)」という文字そのままの意味で、"合唱団"というのが一番しっくりきて。

▲プロデューサー 兼 VOCAL|石山ゑりさん
頭につく「深海」という言葉は自分のインスピレーションの1つとして「神秘的」なイメージが元々あって。「深い海って未知で静かだけれど、たくさんの命が息づいている場所」という感覚があり、ずっと惹かれてきた言葉なんです。それで「深海合唱団」という名前になりました。
メンバーが集まった背景を教えてください
石山ゑり|メンバーはSNSで募ったんですけど、最初は誰も「深海合唱団」のアカウントを知らないわけじゃないですか。なので海や魚、音楽などの分野で発信をする人を見つけてフォローして繋がりを作ろうとして。それでこれらのどのキーワードで検索しても出てきたのが、ここにいる水産系シンガーソングライターの「牧野くみ」さんだったんです。
牧野くみ|私は深海合唱団に参加する前からソロ活動をしていて、「海」や「魚」っていうキーワードで自分も発信をしていたタイミングで。
▲VOCAL|牧野くみさん
石山ゑり|そういう感じで、私がフォローしていたら興味を持って連絡をくれた人もいたり、活動してる中でその活動を見て、misaさんが参加してくれたり。
misa|私は会社で広報やCSR・サステナビリティに関する仕事をしながら、歌の活動もしていました。もっと歌えるところがあるといいなと思っていたところ、友達からの紹介で深海合唱団を知りました。「海を歌い、考える。」という深海合唱団のコンセプトに興味をもち、参加することになりました。
深海合唱団の持ち味はなんですか?
牧野くみ|最近は参加型のパフォーマンスも取り入れたりして変遷してきた部分もあるんですけど、最初から今に至るまで割と言われることが多いなって感じてるのは、「ハーモニーが綺麗」と言われるところですね。「声質を合わせる」というところは練習の時にもすごくこだわっているので、そこはどこの会場、どのお客様にも評価していただくことが多いと感じます。
石山ゑり|深海合唱団は「水」や「海」にまつわる歌を歌っています。オリジナル曲とカバー曲も、深海合唱団らしさを意識したアレンジをして演奏しています。

















