当サイト「カンキョーダイナリー」を企画・運営している、大昭和紙工産業の紙で環境対策室。
2019年に部署が設立されて以来、紙で環境対策室のメンバーは「環境」というテーマで世間の情報にアンテナを張り、日々何を考え、どんな取り組みをしているのか?!知られざる一面をインタビュー形式でご紹介するコーナーです。
カンキョーダイナリーの「中の人」たち。これまで一切明かされることのなかった、彼らの人柄がチラチラ見えるはずです。
今回の「環境対策室のお仕事」は、カンキョーダイナリーのインタビュー記事がきっかけでお会いした、株式会社AGRIKO(アグリコ)代表取締役の小林涼子さんと一緒に製品パッケージをつくったエピソードをご紹介します。
忘れかけていた、モノづくりの楽しさやそれにかける想いなど、改めて思い出させていただく良い機会になりました。
依頼主である小林涼子さんのステキな人柄が見えるはず。さてさて、どんなお話が聞けるのでしょうか?!
インタビューが運命の出会い?!
室チョー|
小林涼子さんと初めてお会いしたのは、循環型農福連携ファーム「AGRIKO FARM(アグリコファーム)」の取り組みを取材させていただいた時でしたね。
私は、インタビューの様子を撮影するカメラマンとして立ち会わせていただいたんですが、ガチガチに緊張したのを覚えています。
そもそも、女優をされていてよくテレビで拝見する、あの小林さんがインタビューに応じてくださるのか?断られるのを覚悟しながら、依頼させていただいたんですよ。
小林涼子|
えぇー!そうだったんですか?
お話をいただいて、大昭和紙工産業さんが運営する「カンキョーダイナリー」のサイトを事前に拝見したんです。
発信されている情報量も充実しているのはもちろんですが、なにより実際の体験談など環境問題に対する独自の切り口が面白く、お声掛けいただけた事を嬉しく思っていました。
室チョー|
そう言っていただけると、本当に嬉しいです!
私たち紙で環境対策室のメンバーは、手触り感があって誰にでも読みやすい記事を目指して、企画立案から現地取材、執筆、ページ作成まで行っているので、みんなも喜ぶと思います。
それに正直言うと、このインタビューがきっかけで大昭和紙工産業の本業のひとつでもある、オリジナルパッケージの製造までご一緒できるとは思いませんでした。
小林涼子|
本当に!すごいご縁でした。
自社の農園で、スタッフのみんなが頑張って育ててくれたホップを使って、ちょうどビールの開発を進めている最中だったんです。自信をもってご提供する商品なので、既成のパッケージではなくオリジナルでかっこいいパッケージを作りたいなぁと思っていたところ、大昭和紙工産業さんの業務内容を改めてお聞きして、この偶然のタイミングに運命的なモノを感じちゃいました。
小林涼子さんが本当に来社された!
室チョー|
パッケージ作りに向けて、最初のミーティングは弊社のショールームでしたね。
まさか、小林さんご本人が弊社にお越しいただけるなんて信じられず、本当に驚きました。スタッフみんな「本当にいらっしゃった!」って沸きましたよ。
小林涼子|
いやいや!恐縮です。
農園や自社プロダクトの担当のスタッフが沢山のアイディアで進めてくれていますが、AGRIKOの企画や商品にはなるべく全て携わるようにしています。農業もモノづくりも大好きですしなにより楽しいじゃないですか!?
室チョー|
そうですね。
確かに打ち合わせに参加される小林さんは、いつ見ても楽しそうでした!
小林涼子|
今回パッケージの設計を担当してくださったプロダクトデザイナーさんの提案が本当に素敵で、毎度目から鱗でした!
見栄えのかっこよさはもちろん、商品の収まりや、組み立て時の作業性、保管やコストまで考慮して設計してくださったので、毎回ワクワクしながら提案をお聞きしていました。なかでも同じ外装箱を活用し、中の間仕切りを変えることで、本数や内容物をかなりアレンジできるアイディアには本当に驚きました。
想いを込めたミリ単位のこだわり
室チョー|
見た目のかっこよさへのこだわりも感じましたよ。
真っ黒でシックなパッケージに、ロゴマークを箔押しする。
簡単に感じるかもしれませんが、シンプルなだけにロゴの大きさや配置で印象が大きく変わっちゃうんですよね。
小林涼子|
本当にそうですよね。
キラキラした箔押しの金色って、赤っぽい金、青っぽい金、黄色っぽい金、実はたくさん種類があって迷っちゃいました。金色を選ぶだけの作業もこれだけあるのか!!と、かなり楽しかったですね。
実際にサンプルを見ながら、室チョーさんがその場でパソコンを使ってロゴのサイズや配置の複数パターンを作ってくださったので、印刷してみて、より現物に近いサイズ感を見ることができ助かりました。
室チョー|
そうでしたね。
小林さんのご意見を聞きながら、ミリ単位で大きくしたり、小さくしたり。
でも、まさか小林さん自身がカッターマットとカッターを持ち出して、プリントアウトしたサンプルをその場でカットするとは思いませんでしたよ!
小林涼子|
今すぐ確認したい!とむずむずしてしまい…一緒にモノづくりするって本当に楽しいですよね。
おかげで、本当に心から満足する、自慢したくなるパッケージが作れたと思います。
ついに完成!想いが詰まったパッケージ
室チョー|
そして、ついに完成したパッケージ。
最初に手にした時はどうでしたか?
小林涼子|
本当に感動しちゃいました。
ついに!できた!完成だぁ!って実感しました。そして納品で、ドン!と届いたとき、おぉぉ!!とさらに感激でした。完全にオリジナルかつ、ロゴが入っているものを見ると感激ひときわですね。一枚一枚確認しては、うきうきしてしまいました。
室チョー|
ありがとうございます。
これだけ喜んでいただけると、本当に嬉しいです。
商品って中身の味や品質が大切なのはもちろんですけど、商品の顔となるパッケージってとっても重要だと思うんです。
小林涼子|
私もそう思います。
紙袋の質感やパッケージの色や質感で商品やブランドイメージが大きく変わりますし、買っていただくターゲットや会社自身の印象も変わって、場合によっては味の印象も変わってくると思います。
今回のパッケージ作りは、楽しいだけじゃなくて、いろいろ勉強になりました。
室チョー|
そうですね。おっしゃる通りだと思います。
小林さんの想いがいっぱい詰まったビールを、たくさんの方に飲んでもらいたいですね。
小林涼子|
はい。
本当にありがとうございました。
編集後記
室チョー|
今回はカンキョーダイナリーがきっかけで生まれた、弊社の本業ともいえる商品パッケージ制作の裏側をお届けしました。
日々の業務で忘れがちな、モノづくりの本質や想い、楽しさなどを改めて小林涼子さんから教わったように感じました。
私たちがお届けする紙パッケージは、石油由来のビニール製のパッケージと比べてサステナブルで環境にやさしいのはもちろんですが、上質な質感があり、高品質な商品には欠かす事ができない名脇役と言えます。
新しい商品開発をお考えの方は、ぜひ大昭和紙工産業にお声がけください。
そして、AGRIKOさんのビールがたくさんの方に美味しく召し上がっていただけることを、スタッフ一同心から祈っています。