おうちの周りの給水スポットを探そう!
前のページで説明した「なぜこの自由研究をやるのか?」という理由づけができたら、早速外へ出て給水スポットを探しに行きましょう!後で絵を描きやすいように、小さなノートやメモなどを持っていくのがオススメ。熱中症にならないように自分の水分補給のための水筒も忘れずに。
今回カンキョーダイナリーでは活動拠点である「東京都中央区八重洲」を具体例として掲載します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
給水スポット例1|公園
公園には誰でも使える水飲み場があります。定期的な水質検査も実施されているため、飲用しても問題ありません。ただし、長時間使われていなかった蛇口では水道管の中に溜まっていた水が劣化していたり、外気温でぬるくなっていたりする可能性がありますので、数秒間水を流してから飲むようにしましょう。ちなみに公園によくある先端が球形状の特徴的な水飲栓は「立形水飲水栓(たちがたみずのみすいせん)」という名前なんです。知っていましたか?
チェックしておけば一石二鳥!?
おうちの周りのマップを作ると同時に、災害時の防災拠点や一時集合場所も確認しておけば、有事の際に有効な知識となるかもしれません。
給水スポット例2|駅
駅構内にも水飲栓や冷水機が設置されていることがしばしば。いつも使う最寄り駅の中にも給水ができるスポットがあるか確認しておきましょう。特に東京都交通局が運営する都営地下鉄は環境配慮行動の促進と水道水の飲用促進のため、水飲み場を他の路線よりも多く設置しているようです。改札内にある水飲栓や冷水機を使用する場合は電車に乗らない場合でも改札内への入場料がかかるので注意してください。
給水スポット例3|施設
役所やスポーツセンターなどの自治体が運営する公共施設や規模の大きなコンサートホールやスタジアムにも給水スポットがあることがほとんど。中には水飲栓や冷水機だけでなく、ウォーターサーバーやボトルディスペンサー型水飲栓がある施設も!
給水スポット例4|お店
飲食店はもちろん、雑貨屋さんや美容室、レンタルオフィス、アンテナショップなどのお店でも給水スポットを設置している店舗が増えてきています。特に一般社団法人Social Innovation Japanが展開するサービス「mymizu」に登録されている「給水パートナー」の店舗では入口に「給水スポットの目印になるステッカー」が一目でわかるように掲示されています。飲食店や美容室など、お水の利用だけで入店するには難しそうな店舗でも、取り組みがわかりやすく掲示されていると入店しやすくなりますね!
給水スポットマップを描こう!
周辺地域の散策が終わったら、地図を書き起こしていきましょう!本記事では100円ショップで手に入る模造紙(788mm×1091mm)でマップ製作を行います。各学校の指定の用紙がある場合はそれで問題ありません。
マップ作成に必要な道具
・模造紙(指定の用紙があればそれでOK!)
・下書き用の鉛筆/シャーペン
・消しゴム
・清書用のカラーペン/マーカー
下書きを描こう!
大きい用紙にマーカーで直接マップを描いても良いですが、建物や文字のレイアウト、地図の縮尺など、一発書きでメモしたとおりに描くのは至難の業…。せっかくの用紙を無駄にしないようにまずは鉛筆やシャーペンで下書きをしていきましょう!
見栄えの良いマップにするコツ
給水スポットのある場所だけを絵に描くだけではマップが寂しいものになってしまうかもしれません。そんな時は地域の人がよく知っている施設や形が特徴的な建物、お店についての豆知識などを一緒に掲載すると良いでしょう。
いざ!マーカーで清書をしよう!
大体の下書きができたら、カラーペンやマーカーで清書をします!
あらかじめ分類を分けて配色を決めておくと見やすい仕上がりになります!今回は下記のような感じで色分けしてみました。
道|グレー
線路|黄緑
川|青
場所や建物の絵の縁|緑
フキダシ|黄緑
文字|緑
給水スポットマーク|水色
その他|オレンジや黄色