「再生型蒸留所」とは
東京・蔵前にあるエシカル・スピリッツの「東京リバーサイド蒸溜所」は、蒸留所だけでなく、 ストアとバー&ダイニングを併設した施設!未活用素材にあらゆる角度から光をあて、 その“Hidden gem”(隠れた才能)を引き出す場なんだホ〜!
エシカル・スピリッツさんが自社の蒸留拠点を「再生型蒸留所」と呼ぶのは、そこが “未活用素材を再生して価値に変える場”になっているから。
私たちの知らない“美味しさ”を追求する中で「未活用素材」を使うというポリシーがあり、 廃棄されるはずだった酒粕などの“コスト”を“価値”へと生まれ変わらせているんだホ〜! こうした取り組みによって、エシカルな生産と消費に特化した“再生型蒸留所”として、新たな循環を生み出しているホ〜!
蒸留機|蒸留の仕組み
東京リバーサイド蒸溜所の1Fには、大きな蒸留機が設置されているホ〜。 ここでは、エシカル・スピリッツで製造しているたくさんのクラフトジンが全て造られているそう!
東京リバーサイド蒸留所の蒸留機
①蒸留釜
②精留塔
③ジンバスケット
④冷却塔
⑤メートルボックス
⑥スピリッツレシーバー
ジンづくりは、原料の香りをどう引き出すかで仕上がりが大きく変わる、まさに“香りのクラフト”なんだホ〜。
まず、①蒸留釜にベーススピリッツ(原酒)とボタニカル(香りのもとになる素材)を投入。 温めることで、ボタニカルの香りが溶けたベーススピリッツの蒸気が上がるホ。 レシピによっては、蒸留釜ではなく ③ジンバスケットにボタニカルをセットすることもあるホ〜。 蒸気の通り道に置くことで、えぐみや苦味といった香りを移りにくくすることができるんだホ。 香りを含んだ蒸気は④冷却塔に送られて冷やされ、液体へと戻るホ。
液体になったジンは ⑤メートルボックス に流れ込み、ここで蒸留家さんが香りや味を確かめながら“カット”という作業を行うホ〜。 最初と最後の部分を取り除き、製品化するところを選ぶ大事な工程なんだホ。仕上がったジンは ⑥スピリッツレシーバー というタンクに溜められるホ〜!最後に、水を加えたりして完成ホ〜!
②精留塔は、アルコール度数を一気に高くするのに活躍する設備なんだホ〜。 アルコール度数が10〜25%の酒粕焼酎やビールを蒸留して、90%近くまで高めることで、ボタニカルの香りがしっかり溶けるジンの ベーススピリッツになるんだホ。
こうして一つひとつの工程を通じて、香り豊かなクラフトジンが生まれていくんだホ〜!
ストア|香りで出会う個性豊かなジン
そうして蒸留機から生まれたクラフトジンは、1Fの路面店で販売されているホ〜。
店頭ではまるで香水のように、ボトルから香りをふきかけて選ぶことができ、さまざまな個性を持つジンの世界を五感で体験できるんだホゥ!
ジンは熟成を必要としないため、ウイスキーやワインなどと比べて短期間で商品化できるホ〜。 そのため、小規模でも短納期での実験や量産が可能なんだそう。
エシカル・スピリッツさんの生産は東京の蒸留所で一貫して行われていて、ボトリングやラベリングまで完結させているホ〜。 東京の23区内にある普通のビルでお酒を造れるなんてびっくりなんだホ〜!
蒸留所に残されたお酒から生まれたエシカルジン『Distiller’s CUT』
















