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【脱プラスチック】日常生活で今からできる私たち個人の取り組み

【脱プラスチック】日常生活で今からできる私たち個人の取り組み

近年、プラスチックが抱える問題は様々な観点から指摘され、それを受けた世界各国の脱プラスチックへ向けた取り組みは多岐にわたります。それぞれの国が方針を示すことで国を代表する大企業から成長途中の中小企業、ベンチャー企業まで環境配慮に向けた企業の取り組みは年々その波紋が広がりつつあります。

 

それでは、私たち個人は何もしなくて良いのでしょうか?
日本人のプラスチックゴミ排出量は1 人当たり年間約32kg。これは世界ではワースト2位という不名誉な数字です。
もちろん日本でも国や企業が進んで環境問題解決に向けて動いていますが、国民一人ひとりの声や選択が、国や企業を動かしていることも事実です。今、環境問題はギリギリのデッドラインとも言われ、私たち個人の取り組みを必要とするフェーズに差し掛かっています。

 

本記事では、そんな私たちが脱プラスチックに取り組むために重要なキーワードや取り組みやすい事例をご紹介。今から脱プラ生活を始めるために知りたいことを厳選しました。

私たちが脱プラスチックに取り組むため重要な3つのキーワード

5つのR

①3R

廃棄物の削減や資源の有効活用を目的としたReduce(減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(リサイクル)の3つの行動原則。 Reduceは、消費量を減らし、不必要なものを買わないこと。Reuseは、使い捨てにしないで再利用すること。Recycleは、廃棄物を再利用し資源を無駄にしないことを指します。3Rは環境保護のために必要な考え方で、持続可能な社会を作るために必要な取り組みの一つです。

②Refuse(断る)

3Rに加えて後から推奨され始めた環境問題に対する対策の一つで、不必要なものを断り、プラスチック製品や使い捨て製品など、環境に負荷をかける製品やサービスを使用しないこと。 Refuseは、廃棄物を減らし、資源の浪費を防ぐことにつながり、廃棄物の発生源を減らすことにより、環境汚染や温暖化などの環境問題を解決するための有効な手段の一つとされています。

③Renewable(再生可能な資源に切り替える)

プラスチック資源循環法が策定されたことにより3Rにプラスで加えられた一つで、廃棄物となる前の素材の段階で改善をしようという取り組み。 使う必要のないプラスチックの使用を削減した上で、容器包装・製品の素材を再生材や再生可能資源に切り替えていき、できるだけ長く使用しつつ、使用後は効果的・効率的なリサイクルシステムを通じて循環利用を図ります。 Renewableの取り組みによりCO2の削減や、海洋プラゴミの削減など環境への負荷を削減することが期待されています。

 

プラスチック資源循環促進法とは

日本で2022年4月から施行された、プラスチック廃棄物の発生量を削減し、リサイクルなどの循環利用を促進することが目的の法律。この法律にはプラスチック製品の製造業者に対するリサイクル率の目標設定や、プラスチック製品に表示するマークの規定などが含まれており、プラスチック製品の使用量削減に向けた取り組みや、プラスチック製品の適正な廃棄方法の普及啓発なども行われます。

 

\脱プラの基本はこちらから/

生活に取り入れやすい脱プラアクション8選

脱プラスチックを実践する上で重要なキーワードは、どのくらいご存知でしたか?ここでは前述のキーワードを踏まえて、実際に私たち個人が生活に取り入れやすい脱プラへのアクションをまとめてご紹介いたします!

 

①エコバッグを持ち歩く

エコバッグ

 

エコバッグを持ち歩き、プラスチック製レジ袋の使用を控えることは、石油資源の消費や廃棄物の削減になり、環境への負荷も少なくなります。 日本では海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題をふまえ、2020年7月1日から全国でプラスチック製買物袋の有料化を行うこととなりました。 普段何気なくもらっているレジ袋が有料化されたことで、より経済的にお買い物をするためにもエコバッグを持参することが一般的になってきています。

 

一つだけ注意して欲しいのが、エコバッグがどんな素材で作られているかです。

エコバッグの生産に必要なエネルギー量は、ビニール袋1枚を製造するよりも多く、素材によっては2400回以上利用しないとビニール袋よりも環境負荷が大きくなってしまうという調査結果もあります。

ぜひエコバッグを使い始める際には、自分が使う頻度や使い方にあった素材、サイズ感のものを選び、できるだけ長く、多く利用することを心がけてみてください。

 

②マイボトルを持ち歩く

マイボトル

 

排出されるプラスチックゴミの中で多いのがペットボトルやペットボトルのキャップです。また、市販のペットボトル飲料にはプラスチック原料のビニール包装がされています。個人がマイボトルを持ち歩き、これらの消費を削減することで環境への負荷を少なくすることができます。 東京都では環境配慮行動の促進を図るため、都内約900箇所に高品質な水を給水できる水飲栓「Tokyowater Drinking Station」を展開しており、アプリを通じて水道局の取り組みについての情報発信も行っています。

 

環境配慮の需要が増加したこともあり、現在ではさまざまなデザインのマイボトルやタンブラーが販売されています。使い捨ての習慣をやめて、お気に入りのデザインのボトルで水分補給することであなたの気分も上がるかもしれません。

③蜜蝋ラップで食品を保存する

蜜蝋ラップ

 

食品を保存するのに使用するラップも使い捨てされるプラスチック製品の代表格。プラスチックゴミを減らすために一番身近なアクションが蜜蝋ラップを生活に取り入れることかもしれません。蜜蝋ラップは再利用できるため、廃棄物の削減につながります。また、蜜蝋ラップは天然素材で作られており、石油資源を消費するプラスチック製品と比較して、製造段階から環境にやさしいです。プラスチックラップ同様、料理に被せて保存ができるほか、野菜を包むことによって長期保存ができるようになるなど、個人の生活スタイルに合った使い方ができるため、どんな人でも取り入れやすい脱プラアクションの一つです。

 

 \みつろうラップで脱プラスチック/

④お弁当を作る

お弁当

 

「どうしてお弁当を作ることが脱プラスチックになるの?」と疑問に思うかもしれませんが、お弁当を作ることによって削減できるプラスチックゴミがあります。それがコンビニ弁当などで使用されるプラスチック容器です。食品包装材・容器は世界のプラスチックゴミ種類別ランキングでなんと第一位。また、お弁当を食べるのに必要な使い捨てのスプーン・フォークもプラスチックゴミになってしまいます。

 

企業でもプラスチック製の容器を再生可能素材の容器に代替していくなど取り組みが進んでいますが、一番効果があるのは使い捨て容器や使い捨てカトラリーを使用しないこと。 できれば、おかずを入れるおかずカップやバランもシリコン製のものを利用し、何度も再利用することが望ましいです。ヒノキ、ヒバなどの天然の木材を使用した曲げわっぱや、耐熱性に優れたガラス製お弁当箱などバリエーション豊かなお弁当箱を生活に取り入れることでランチタイムの会話も弾むことでしょう。

 

\野菜くず活用でより環境にやさしく/

 

⑤再利用できるカイロを使う

カイロ

 

冬の必需品である使い捨てカイロもプラスチックゴミになってしまう生活用品の一つです。薬局などで購入できる使い捨てカイロは一見プラスチックが使われているようには見えませんが、肌に触れる部分である外側の不織布が、実はプラスチック。また、貼るタイプのカイロも主流ですが、こちらは粘着部分の剥離紙にもプラスチックが使われています。

 

使い捨てカイロの代わりにおすすめしたいのが再利用可能なカイロ。充電式で緊急時にモバイルバッテリーとして使えるものや電子レンジで温め直すと何度も再利用できるカイロ、小豆や玄米、麦などの天然素材でつくられたカイロなど、使い捨て以外にも選択肢があります。中でもおすすめはベンジンを入れて化学反応で発熱するタイプのカイロ。使用方法など気をつけなければならない点はいくつかありますが、保温持続時間も使い捨てカイロより数時間長く、メンテナンスすることで半永久的に使えるのでゴミも出ず、とてもクリーンで環境に優しいカイロです。

⑥折り畳み傘を持ち歩く

折り畳み傘


ビニールという言葉を聞いて「ビニール袋」の次に思い浮かぶのが「ビニール傘」。ビニール傘はゴミとなった際に分解に手間がかかる上、さまざまな素材で作られているため、リサイクルのための分別がしにくいという特徴があります。生地部分に塩化ビニールが使われている製品も多く、焼却処理の際にダイオキシンが発生してしまうことから、ほとんどを埋め立てて処理している環境負荷が大きい製品です。 また、傘に関係する資材で意外と気にせず使ってしまっているのが、ショッピングモールなどにあるビニール製の傘袋。この傘袋も使い捨てされるプラスチック製品であるため使用量を削減したい製品の一つです。

このビニール傘とビニール製の傘袋の両方を削減するのに有効なのが、折り畳み傘を持ち歩く取り組みです。折り畳み傘は機能上、収納する傘袋が付属していることが多く、室内に入る時も付属の傘袋を使うことでビニール製の傘袋を使用せずに収納する事ができます。生地部分にプラスチックの一種であるポリエステルが使用されている傘がほとんどの中、環境配慮需要に合わせて、生地に再生ポリエステルを使用し、持ち手にはサステナブルな竹素材を使用した環境配慮型の傘も登場しています。

⑦鉛筆や万年筆を使う

鉛筆と万年筆

 

鉛筆や万年筆を使うことで大量生産されている安価なプラスチック製のボールペンの消費量を削減することができます。 「鉛筆も木でできているし、脱プラであっても森林伐採につながるのでは?」という疑問もあるかもしれませんが、木は老木を放置するよりも、適切に収穫し、植え、育てることが地球環境に良く、さらに、元気な森林の育成は自然災害の抑制にも繋がります。つまり、育成途中に出る間伐材や管理された森から収穫された木材が使われた鉛筆なら森への負荷も少なく、環境にやさしい製品なのです。

 

また、インクを補充すれば半永久的に使える万年筆も脱プラに貢献できる製品です。クラシックなイメージが強い万年筆も、現在はニーズに併せて様々なデザインのものが販売されています。 使い捨てのボールペンは使わず、自分に合ったお気に入りの一本を長く使い続けることがプラスチックゴミの削減につながります。

⑧石鹸を使う

石鹸

 

液体のシャンプーやボディーソープはプラスチックのボトルに入った状態で販売されています。詰め替え用を購入して、ボトルは再利用しているという方は多いですが、詰め替え用のパッケージもまたプラスチックゴミになってしまうのが現状です。 環境配慮に力をいれている企業からは紙製ボトルのボディーソープや紙包装の固形シャンプーなどが販売されています。成分の大部分が水の液体石鹸と比べ、石鹸成分が凝縮されている固形石鹸は上手に使えば液体石鹸よりも経済的。ボトルも使用しないので水垢など掃除面の心配もなくなり一石二鳥かもしれません。

 

\固形シャンプーを使ってみました!/

 

\こんなアイデアエコ商品も!/

 

脱プラアクションのコツ

脱プラスチックに取り組むには今まで気にもしていなかったあたりまえの習慣の一部を変える必要があるかもしれません。しかし、気にもしていなかった消耗品を脱プラのために長く使えるサステナブルな製品に変えてみると、使うのにも「愛着」が湧き、モノを大切に使うという良いサイクルが生まれます。大量生産されている安い使い捨て製品をいったん手放して、長く繰り返し使える愛着の湧く製品で生活してみるのはいかがでしょうか?

 

脱プラスチック商品の紹介

 

私たちカンキョーダイナリーでも脱プラスチックに貢献する商品を紹介・販売しています。 ここでは脱プラ商品の中でも人気の4商品と環境に優しいセット商品をご紹介いたします!

七宝 びいどろティッシュ|のし付き

びいどろ

 

七色カラーティッシュ「七宝シリーズ」の第2弾となる『七宝 びいどろ』。 大人気で完売した七宝ティッシュを、取り出し口についているプラスチック製のフィルムを紙製に置き換え、パッケージにもフィルムやビニールを使用しないことにより「環境配慮商品」としてアップデートさせました。 紙加工メーカーが自信を持ってお届けする、オール紙のプラスチックフリーティッシュです。

 

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\脱プラ商品開発秘話!/

藍染草木染エコラップ |彩-Irodori-

藍染草木染エコラップ

 

エコラップとは、コットン生地に、みつろう、ホホバオイル、松やにを染み込ませて作った食品保存用のみつろうラップ。ほとんどの家庭で使われているプラスチック製のラップとは異なり、化学物質が食品に触れることのない、脱プラスチックアイテムとして注目されています。

 

染色に使われている藍染や草木染めの材料も、もともと漢方薬として日本に伝わったもの。 自然由来の安心な素材を使い、日本で一つ一つ丁寧に手作りされているため、口にするものを包むラップとして安心です。使っていくうちに自然にうつろう彩(いろどり)を楽しめる自然素材ならではの良さが、ネーミングにも生きています。

 

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地球を身近に感じるエコスターターセット

エコスターターセット

 

カンキョーダイナリー(環境>)のバイヤーがおすすめする、おしゃれなチャーム付きバッグと、誰でも簡単にエコに取り組めるキッチンアイテム2点の計4点がギフトセットに。BOXに入っているので、お誕生日、お中元やお歳暮、シーズンギフトやお祝いのプレゼントにそのまま渡すことができます。

 

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教えて!エシカル先生|よくあるQ&A

エシカル先生

Q.日本人一人当たりのプラスチック排出量は?

A.日本の年間プラスチックごみ排出量は約850万トン。これは一人当たりの年間排出量に換算すると32kgとなります。日本ではプラスチックのリサイクル率が約86%と世界でも高い水準をマークしていますが、これはプラスチックごみを燃焼させてエネルギーを得る「サーマルリサイクル」の項目も含んだ数値です。サーマルリサイクルは燃焼の際に有害物質や二酸化炭素を排出するため環境に悪く、欧米の基準ではリサイクルに含まれていません。 世界の基準に合わせて試算すると日本のリサイクル率は19%と低く、OECD加盟国34カ国中27位という順位に位置しています。

 

\プラごみは海の生き物にも悪影響が!/

Q.プラごみ削減の具体的な目標はあるの?

A.「2030年までに使い捨てプラスチックの排出量を25%削減し、容器包装の6割を再利用やリサイクルする。35年までにはプラごみの100%有効利用を目指す。」というのがプラスチックごみ全体に関する国の目標です。 また、その中でも「海洋プラスチックごみ」に関しては2023年4月15日に北海道札幌市にて行われた主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合にてプラスチックごみの新たな海洋流出について「2040年までにゼロ」という目標に大筋合意したことが判明しました。2019年に行われたG20サミットでは「2050年までにゼロ」という目標が掲げられましたが、ゼロ実現の時期を10年前倒しにしたことでよりいっそう企業や国民の環境意識を高めていく必要性がでてきました。

Q.地球環境に一番効果的な脱プラアクションは何?

A.下に記載しているのは世界のプラスチックごみの種類別ランキングです。 「誰しもが取り組める一番効果的な脱プラアクション」は明言できませんが、ランキングの中から自身の生活で無意識に使用・廃棄してしまっているものを知り、これらを意識的に減らしていくことがあなたの生活のなかで最も効果的な脱プラアクションになるでしょう。

 

プラスチックごみ種類別ランキング

第1位 食品包装材・容器 約31%

第2位 容器とふた 約16%

第3位 レジ袋 約11%

第4位 ストローとマドラー 約8%

第5位 飲料ボトル及び容器 約7%

第6位 フードコンテナ 約6%

第7位 カップの使い捨ての蓋 約5%

第8位 タバコの吸い殻 約4%

第9位 使い捨てのコップ(硬質プラスチック) 約3%

第10位 スプーン、皿などの使い捨て食器 約3%

 

脱プラスチックについて疑問に思ったら、エシカル先生に質問する

まとめ

生活

 

自分にもできそうな脱プラスチックの取り組みは見つかりましたでしょうか? ここで説明した以外にもプラスチック製品は世の中に溢れかえっています。少しでも脱プラスチックについて気になっていただけたのならば、ぜひそのことを自身でも詳しく調べてみて、実際の行動に移してみてください。

 

「買い物は投票だ」という言葉がありますが、買い物1つにしても一人一人の行動が、消費者の需要となり、良い企業や良い国、良い世界を作り出していく力になっていきます。 他人事として国や企業に頼りきりになるのではなく、自分ごととして自分や次の世代がより豊かに過ごしていけるように、本記事があなたの生活を見直すきっかけになれば幸いです。

 

あなたはまず何から取り組みますか?

 


 

(参考1)日本財団ジャーナル「日本人のプラごみ廃棄量は世界2位。国内外で加速する「脱プラスチック」の動き
(参考2)株式会社JEMS「4Rとは?
(参考3)環境省「「プラスチック資源循環戦略」の策定について
(参考4)経済産業省・環境省「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律について
(参考5)Life Cycle Assessment of grocery carrier bags「食品用エコバッグに関するライフサイクルアセスメント
(参考6)東京都水道局「くらしと水道-Tokyowater Drinking Station
(参考7)日本放送 NEWS ONLINE「レジ袋「有料」の店で傘袋が「無料」の違和感
(参考8)東京23区のごみ問題を考える「OECD加盟34ヵ国、一般廃棄物の処理とリサイクル率(2013年)
(参考9)環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況
(参考10)毎日新聞「プラごみの削減目標 達成策の具体化が急務だ」
(参考11)毎日新聞「プラごみ海洋流出「2040年までにゼロ」で合意へ G7環境相会合
(参考12)株式会社 ファー・イースト・ネットワーク「プラスチックごみの種類別ランキング

【脱プラスチック】日常生活で今からできる私たち個人の取り組み

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