第1問 回答
日本で1人が1日に出すごみの量は、だいたいどれくらい?
A りんご1個(約300g)
B 500mlペットボトル(約500g)
C 中身が入った水筒(約900g)
D 教科書入ランドセル
(約3kg)
答え:
最新のデータで見る「ごみの量」
環境省が発表した令和4年度の実績報告によると、 日本で
数年前までは「約900g〜1,000g(1kg)」と言われていましたが、みんながリサイクルを 意識したり、レジ袋が有料になったりしたことで、少しずつ減ってきています。
年間に直すと「ホッキョクグマ1頭分」!?
1日で見ると「水筒1本分」ですが、 積み重なると大変な量になります。
1年間(365日)のごみの量は
これは、なんと
日本全体ではどれくらい?
日本全体では、1年間に約4,000万トン近くのごみが出ています。
これはなんと東京ドーム約110杯分という、想像もつかないほど巨大なボリュームです。 この膨大なごみを処理するために、年間で2兆円近いお金(税金)が使われています。
わたしたちにできる「次のステップ」
日本のゴミの量は少しずつ減っています。 しかし、世界的に見ると、日本はまだ「ごみが多い国」のひとつです。
特に問題なのは「食品ロス(まだ食べられるのに捨てられるもの)」です。
日本の食品ロスは
これは、日本人1人あたりが毎日お茶碗1杯分(約103g)のご飯を捨てているのと同じ計算になります。
「1日たった900g」と思うかもしれませんが、日本中の人が 毎日出し続けると、地球がパンクしてしまいます。 まずは、「食べ残しをしない」「水筒を使って ペットボトルのごみを減らす」といった、今日からできることから始めてみましょう!
第2問 回答
ごみが最後にいき着く場所「最終処分場 」。
日本の最終処分場は、あと何年で使えなくなるといわれている?
A 約120年
B 約80年
C 約50年
D 約20年
答え:
最終処分場ってどんな場所?
家から出たごみは、まず清掃工場で 燃やされます。燃やすことで、ごみの体積(かさ)を 約20分の1まで小さくすることができます。
しかし、燃やしたあとに残る 「灰(はい)」や、燃やせないごみは、消えてなくなるわけではありません。 それらを
あと「23.4年」で満杯になる!?
環境省の最新の発表(令和6年発表/ 令和 4年度実績)によると、日本全国の最終処分場の残り寿命は
「20年ちょっと」ということは、今小学生のみんなが30代のお父さん・お母さんに なる頃には、日本中の最終処分場がパンパンになってしまう計算です。
なぜ新しい処分場を作れないの?
「いっぱいなら、新しい場所を作ればいいじゃない!」と 思うかもしれません。でも、難しい理由が3つあります。
1.土地がない: 日本は山が多く、 平らな土地が限られています。
2.環境への影響: 埋め立てる 場所の近くに住む人たちの理解や、 まわりの自然を守るための厳しいルールがあります。
3.お金がかかる: 巨大な穴を掘り、 汚れが漏れないように特別なシートを敷くなど、 作るのには膨大な税金がかかります。
地域によって「格差」がある
全国平均は23.4年ですが、実は住んでいる場所に よって状況はバラバラです。
関東や近畿などの大都市圏は、 人が多くごみも多いため、場所の確保が さらに厳しくなっています。
東京湾などの海をごみで埋め立てて、 新しい土地(人工島)を作っている地域もあります。
ごみを減らす工夫が必要
もし明日から「今日のごみは捨てられません」と言われたら、どうなるでしょうか? 街中がごみであふれてしまいますよね。
「あと20年」という時間を、30年、50年、 100年と延ばしていくためには、「ごみを燃やす量そのものを減らすこと」が大切です。
第3問 回答
「リユース」とはどういう意味?
A ごみをださない
B くりかえしつかう
C 別のものに作りかえる
D 新しく買いかえる
答え:B くりかえしつかう
その他の選択肢
A. ごみをださない
これは「リデュース(Reduce)」といって、3Rの中で一番大切な「そもそもごみになるものを 持ち込まない」という考え方です。
C. 別のものに作りかえる
これは「リサイクル(Recycle)」です。一度細かく砕いたり 溶かしたりして、別の製品(ペットボトルから服など)に 生まれ変わらせることを指します。
D. 新しく買いかえる
これはエコとは反対の動きですね。壊れてもいないのに 新しいものを買うのではなく、「今あるものを大切に 使う(リユース)」ことが地球にやさしい選択です。
「リユース」と「リサイクル」のちがい
一番の違いは、「形を壊すか、 壊さないか」です。
リユース(Reuse):形をそのまま使う
洗って何度も使う「リターナブルびん」や、 弟や妹にあげる「お下がり」がこれです。
リサイクル(Recycle):形を一度こわして、原料にもどす
ペットボトルを細かく砕いて繊維(せんい)にし、フリースジャケットを 作る。古紙をドロドロに溶かして新しい紙にする、といったことです。
なぜ「リユース」のほうが地球にやさしいの?
環境省がすすめる「3R」の優先順位では、 リサイクルよりもリユースのほうが上に設定されています。
3Rの優先順位
1.リデュース(Reduce): ごみそのものを減らす(一番大切!)
2.リユース(Reuse): そのまま何度も使う
3.リサイクル(Recycle): 資源として作りかえる
リサイクルは、一度溶かしたり燃やしたりして作りかえるときに、 「電気や熱のエネルギー」を使い、二酸化炭素(CO2)も出してしまいます。
一方、リユースはきれいにしたらそのまま使うので、 エネルギーの消費が圧倒的に少なくて済むのです。
具体的な数値でみる「リユース」の効果
たとえば、飲み物の容器で比較してみましょう。
リユース(リターナブルびん):
1本のびんで、平均20回〜30回くりかえし 使われます。1回あたりのCO2排出量は、 使い捨ての容器に比べて 約70%〜80%も削減できるというデータもあります。
リユース(詰め替えパック):
シャンプーなどのボトルを毎回買い替えるのではなく 「詰め替え用」を使うことで、 プラスチックの使用量を約70%〜90%も減らすことができます。
わたしたちのまわりの「リユース」最新事例
最近では、新しいリユースの形がどんどん広がっています。
・リユースショップの普及:
日本のリユース市場(中古品販売など)は、 2022年には約2.9兆円、2030年には4兆円に 達すると予測されています。
・シェアリングサービス:
自分ひとりで持たずに、みんなで「使うときだけ借りる」レンタサイクルなども、 広い意味でのリユースに含まれます。
まとめ
リサイクルも大切ですが、その前に「そのまま使えるものはないかな?」と 考えるのが、本当のエコ博士です。「お下がり」をもらったり、 中古販売などで誰かの使わなくなったものを買ったりすることは、 かっこよくて地球にやさしい行動なんですよ。


















