環境問題が深刻化する地球。最近では環境問題解決に向けて動き出している企業すなわち「環境問題解決カンパニー」を多く見かけるようになりました。このコラムではそんな環境問題解決カンパニーのことを「なんでも知りたいオフクロサマ」が徹底調査!
今回調査したのは、廃棄予定だった規格外の野菜をアップサイクルした「おやさいクレヨン」を企画・製造・販売する「mizuiro株式会社」 さん!
さて、どのような事業を行う会社で、環境問題解決に向けてどのように地球環境に貢献しているのでしょうか?オフクロサマと一緒に見ていきましょう!

mizuiro株式会社って?

mizuiro株式会社さんは東京に本社を移す前に、代表の木村尚子さんが青森県の自宅の一室を拠点にしてフリーランスのデザイナーとして起業したところからスタートしているよ。子育てと仕事の両立の大変さからワークライフバランスを整えたかった、というのが会社の始まりなんだって。
デザイナーとしてスタートした木村社長が、なぜ「おやさいクレヨン」を開発・販売することになったのか、今後mizuiro株式会社が目指すアップサイクルの形とは何か、詳しくお話を聞いてきたホ〜。
どんなサービスを展開しているの?

mizuiro株式会社は、廃棄予定だった野菜と米油・ライスワックスを活用した「おやさいクレヨン」を企画・製造・販売しているよ!
木村さんは文房具が好きで、ネットショップをやるために文房具を仕入れたりする中で、自分のオリジナルの商品を販売したいって考えるようになったそうなんだホー。オリジナル商品を作るのであれば、子供と一緒に使えるものであったり、地元青森の魅力をデザインの力で、面白い角度で切り取ったものに出来ないかと考えていたんだって!
そんな時に料理をしていて、ほうれん草の茹で汁がすごく綺麗な緑色をしているのを見て、こういうものをインクにできないかなっていう風にアイデアが湧いたそうなんだ。そこから商品化を目指していくうちに、最終的に親子で使えるクレヨンという形に辿り着いたんだホ〜。

おやさいクレヨンは食べられるのに色や形が規格外という理由で廃棄される野菜や、出荷時にカットされて廃棄になる部分などを原料として使用しているんだホ! また、主原料になっている米油とライスワックスは、玄米を精米する時に発生する「米ぬか」からできているから、クレヨン特有の油くさいにおいもしないんだ。だから万が一お子様が口に入れてしまっても安心なんだホ〜!

開発当初は、地元である青森県産の野菜にこだわって作っていたそうだけど、現在はおやさいクレヨンのネットワークも広がって全国のカット野菜工場といった、大量に端材が出るところと提携をして仕入れているんだって!リンゴ色は今でも青森県産のものを使っているそうだホ!
クレヨンの原料となる野菜の端材から作られたパウダーは食べることができるけど、成分が凝縮されているからかなり味が濃いそうだよ。「ねぎ」のパウダーの香りを実際に嗅がせてもらったけど、しっかりとねぎ特有の青臭いような香りがしたんだホ〜!

クレヨンにしやすい野菜は葉物野菜なんだけど、それだと緑ばっかりになっちゃうんだって。それと野菜には青がないから、青には「日本藍」を使っているんだホゥ。クレヨンとして使ってもらうために原料を探すのは大変だけど、偏りなくバランスのいい配色になるようこだわっているんだホ。

△画像提供:mizuiro株式会社
今はおやさいクレヨンだけではなく、青森県産りんごジュースの搾りかす、和歌山県産みかんを絞った皮などを使った紙「環紙(わし)」や、「おやさいねんど」など、親子で使えるオリジナルプロダクトが増えているんだよ!
どれも子どもたちが遊びながら自然にアップサイクルについて学ぶ機会を創出できれば、という想いから作られているそうなんだホ〜!

















