ダイナリー図書館では、これからの地球のために、自分ごととして環境問題に取り組むキッカケとなれるよう、カンキョーダイナリー(環境>)おすすめの本や映画などをご紹介していきます。
今回は、以前紹介した絵本『じゅんびはいいかい?』の著者でもある、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花さんが書いた『エシカル革命 新しい幸せのものさしをたずさえて』を紹介します。単なるエシカルや環境問題を学べるだけではない、著者の生きていく上での考え方も知れる一冊です。
あなたの新しい幸せのものさしを探そう
「当たり前の裏側」を考えたことはありますか?
「エシカル(ethical)」という言葉は多くの方が聞いたり、使ったりすることが増えたと思います。直訳すると「倫理的な」という意味になり、なんとなく私も「良いこと」を意味する言葉と理解していました。本書では、「エシカル=人や社会、地球環境(人間以外の生き物も含む)、地球に配慮した考え方」と紹介されており、ぼやっとしていたものがハッキリとし、腑に落ちました。本書では、このようになんとなく理解していたエシカルや環境問題のことを、事例を交えながらわかりやすく紹介しています。
例えば、便利で安い製品が存在するのはどうしてなんだろう?とその製品の裏側を考えたことはありますか?楽しいコンテンツに溢れる現代、忙しい毎日を過ごす私たちにとって、日頃着ている服や、食べているものの裏側を考えることは少ないかもしれません。それよりも流行をキャッチして取り入れていくことの方が大切と感じる人もいるかもしれません。しかし、その裏側には苦しむ途上国の人や、動物がいます。
このように、改めて自分の生活を見直せる内容が多く記されているので、初めてエシカルに興味を持って学びたい!という初心者の方にも読みやすく、理解しやすい一冊になっています。
悩みながらも進む、内なる声に耳を傾けてみよう
特に、この本を読んで印象に残った言葉が「エいきょうを シっかりと カんがえル」という、エシカル協会のスローガンにもなっている言葉です。エシカル消費の基本となるもので、この考え方を持ち合わせて買い物をすることで、自分の財布から出す大切なお金で、世界に対して自分の「意思表明」をしていくことができます。しかし、これは何でもかんでも買うということではなく、修理して使う、自分で作ってみるという選択肢も広げてくれる言葉なのです。
少し難しそうと感じる方もいるかもしれませんが、著者の末吉里花さんは決して押し付けるわけではなく「無理せずに、完璧を求めすぎずに、興味のあるところから始めてみること」を提案してくれています。そう言ってもらえると、なんだか私にも取り組めそう!という気持ちが湧いてきますよね。
本書の最後には「今日から始めるエシカル・アクションガイド」も紹介されているので、まずはこの本をあなたの新しい幸せのものさしにしてみてはいかがでしょうか?
未来のためにできる3つのエシカル革命

『エシカル革命』の中でも多くのアクションが紹介されていますが、その中でもカンキョーダイナリースタッフがおすすめする3アクションを紹介します!
①まずは知ること
メディアでも取り上げられることが増えた環境問題ですが、意識的に情報を収集して、現状を知ることも大切です。ニュース番組や新聞記事で最新情報を入手したり、本を読んだりすることで、次のアクションに繋がるヒントを得ることができるかも。
②できることから行動に移す
末吉里花さんも本書で何度も語ってくれているように「できることから」「無理せずに」エシカルな変化を起こすことをおすすめしています。カンキョーダイナリースタッフが本を読んで簡単に取り組めそうと思ったアクションと、カンキョーダイナリーで取り組んでいる活動を3つ紹介します。
・「7R」に取り組む
本の中でも紹介されている取り組みの一つ。7Rは『R』から始まる環境配慮や廃棄物対策を表す7つの言葉のこと。3Rはよく聞きますが、最近では4R、5R、18Rとたくさんの『R』が取り上げられています。その中でも、末吉さんはReduce(リデュース)が特に大切だと本書では紹介しています。節約にもつながるアクションばかりなので、その視点で取り組んでみるのもいいかもしれません!
本で紹介されている7R
| 1 | Rethink [リシンク] |
本当に必要か考える |
| 2 | Refuse [リフューズ] |
ごみになるものを拒否する |
| 3 | Reduce [リデュース] |
ごみを減らす |
| 4 | Reuse [リユース] |
繰り返し使う |
| 5 | Repair [リペア] |
修理して使う |
| 6 | Repurpose [リパーパス] |
別の用途で使う |
| 7 | Recycle [リサイクル] |
再資源化する |
\残りの11Rはこちらから/
・認証ラベルを参考にしながら買い物をする
みなさんは商品パッケージについている認証ラベルを見て、買い物をしたことはありますか?実は、世の中には多くの認証ラベルがあります。森の環境に配慮しているマークや持続的な農業を行っている農園かどうかなど…これを機に、値段だけでなく、商品パッケージにも目を通して買い物をしてみるのもいいかもしれません。
そして、カンキョーダイナリーを運営する大昭和紙工産業でも「木を植える®︎マーク」「海を守る®︎マーク」という2つのオリジナルマークを運用しています。

「木を植える®︎マーク」は、植樹をすることでCO2の削減につながり地球温暖化の防止に寄与でき、「海を守る®︎マーク」は、海洋保全活動し海洋生物の保護や海洋プラスチックごみ問題の防止に寄与できます。会社規模で環境配慮活動に取り組みたい!と検討している場合には、ぜひ当社のマークもご検討ください。
\詳しいサービス内容はこちらから/
・ごみ拾い活動に参加してみる
最近は、ごみ拾いもスポーツとして捉えられて、楽しむというイベントが多くあります。ボランティアとして取り組むと少しハードルが高くなるかもしれませんが、体を動かすスポーツとして取り組むと始めやすいのではないでしょうか?

カンキョーダイナリーを運営する大昭和紙工産業では、NPO法人グリーンバードに協賛し、「グリーンバード日本橋チーム」の運営を務めています。毎月最終金曜日に活動していますので、興味のある方はぜひ参加してみてください!
\直近のごみ拾いブログをチェック/
③周りの人や社会を巻き込む
本書でも「エンゲージド・エシカル」という言葉が紹介されています。これは、これまでの消費や暮らしのあり方を変えていくエシカルから一歩進み、勇気を出して社会との関わりを持ち、変化を促す行動のことを言います。自分なりに無理なく行動することができるようになったら、次のステップとして周りの人や社会を巻き込むことで、世界がよりよく変化するかもしれません。
紹介した本の書籍情報
【目次】
はじめに
1章 「当たり前」の裏側には何があるの?
2章 「壁の向こう」で始まっている新しい動き
3章 変化を楽しみながら進むには
4章 エンゲージド・エシカルでいこう!
5章 エシカルにつながりながら生きる知恵
おわりに
今日から始めるエシカル・アクションガイド
【著者紹介】
末吉里花(すえよし・りか)
ニューヨークで生まれ、鎌倉で育つ。一般社団法人エシカル協会代表理事。慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系テレビ番組『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして、世界各地を旅した経験をもつ。エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなる持続可能な社会の実現のため、日本全国でエシカルの考え方やエシカル消費の普及を目指している。著者に『はじめてのエシカル:人、自然、未来にやさしい暮らしかた』、絵本『じゅんびはいいかい?:名もなきこざるとエシカルな冒険』(ともに山川出版社)ほか。日本ユネスコ国内委員会広報大使、東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事、地域循環共生社会連携協議知事、SOMPO環境財団評議員、花王株式会社ESGアドバイザリーボード、NPO法人FTSN(Fair Trade Students Network)関東顧問、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンアドバイザー、ピープルツリーアンバサダー、環境省中央環境審議会循環型社会部会委員。
https://ethicaljapan.org/
【商品詳細】
出版社:株式会社山川出版社
発売日:2021/12/20
言語:日本語
判型・ページ数:275ページ
\読みたい本がきっと見つかる!/

















