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ゴミ拾いの効果とは?一人でもOK!ボランティア参加の手順とおすすめの理由

ごみ拾いボランティア体験レポート

参加したごみ拾い活動

ごみ拾いイベントに集まった学生

ごみ拾いイベントに集まった学生

 

今回カンキョーダイナリーのスタッフが参加したのは、「東京農工大学プラスチック削減5Rキャンパス」の活動を学生主導で推進していくための団体「プラごみ減らし隊」が、東京農工大学府中キャンパスで開催したごみ拾い活動。当日の5月30日は「ごみゼロ」の日で、学年・学内外を問わず参加者の募集がありました。プラごみ減らし隊が関わるイベントについては、InstagramやX(旧Twitter)のSNSで情報発信を行っているそうです。

 

拾ったごみ

今回は、二手に分かれて、大学の周りをそれぞれ半周してごみを集め、最後にみんなで分別をしました。プラごみ減らし隊の学生を中心とした20名弱の参加者が、約40分間でゴミを集めた結果の一部をご紹介!


自転車の反射板

自転車の反射板

 

意図的にポイ捨てされたというよりは、偶然外れてしまった可能性が高そうです。自転車の安全を守るために必要なものですが、このようにごみとして放置されると海洋汚染などに繋がるため、外れそうな反射板がないか、日頃から自分の自転車をチェックする習慣をつけることで、プラスチックごみとしての流出を防ぐことができます。。自転車の反射板のような硬いプラスチックを見つけた時は、割れていると手を切ってしまうので注意して拾いましょう。


タオルを拾う学生

タオル

 

洗濯物が風で飛ばされてしまったのでしょうか。衣類や生活雑貨に多く使用される化学合成繊維もマイクロプラスチック問題の原因となっている素材です。化学合成繊維は、服を着たりタオルを使ったりするだけでもマイクロファイバーと言われる大量のマイクロプラスチックが発生することが明らかになっています。適切に処分されないと、分解されてどんどん自然にマイクロファイバーが流出してしまいます。洗濯物はしっかりととめるようにしたいですね。


空き缶やお菓子のパッケージ

空き缶やお菓子のパッケージ

 

飲んでいた場所にそのまま置いていってしまう人も多い、空き缶やペットボトル。お菓子のパッケージは風で飛ばされたのか、植木の奥の方に入り込んでいるものもありました。コロナ禍を経て衛生面を気にする人も増えたので、食べ物関連のゴミはしっかりと処分したいですね。「ポイ捨て」というと空き缶やタバコの吸い殻を思い浮かべる人も多いと思いますが、多くの自治体が周知しているように、例え1本でもポイ捨ては不法投棄という犯罪にあたります。


プラスチックの食品容器

プラスチックの食品容器

 

テイクアウトや文化祭などのお祭りで多く使われる食品用のプラスチック容器ですが、最近はサステナブルな紙製のものも増えています。最近では、イベント中のゴミ処理でもゴミステーションでかなり細かく分別を求められることも多く、おしぼりや割り箸、プラスチック容器をしっかり分別する意識を持つようになった人も増えたのではないでしょうか?使い捨てのプラスチック容器を使った時には、リサイクルできるものはきれいに洗って資源に出すのが理想ですね。


マスクなどのゴミ

マスク

 

現在でも使用している人が多い不織布製マスクですが、布のように使われている不織布の原料が実はプラスチックなのはご存知でしょうか?コロナ禍で「コロナごみ」と呼ばれ、使い捨てマスクや手袋などのプラスチックごみが増加したことが話題になりました。付け外しすることが増えたマスクは、飛ばしたり落としたりしないように、しっかり管理したいですね。


タバコの吸い殻

タバコの吸い殻

 

タバコは一見紙でできているように見えますが、実は中のフィルターはプラスチック。世界でもポイ捨てされる量が多いタバコですが、海などに流れ込むと環境中に残り続けることになります。また、タバコのフィルターの中にはニコチンをはじめとするタバコの生産や製造に使用された有害物質の残留物も含まれています。さらに、プラスチック汚染だけでなく、消したつもりのたばこのポイ捨てによる火災も多く発生しているため、吸った後の処理には十分注意しましょう。


カッターやライターなどの不燃物

カッターやライターなどの不燃物

 

針金やカッター、ライターなど、触ればケガにつながるような危険なごみも落ちていました。子どもがよく行く場所にこのような危険なゴミが落ちていると、大事に繋がってしまうことも懸念されます。ごみ拾いをしている時でなくても、普段からこのような危険なものを発見した時には、自分の安全にも気をつけて処分するようにしたいですね。

まとめ:ごみ拾いに参加した感想

ごみを捨てる学生

集めたごみを収集所に捨てる

 

学生のみなさんとのごみ拾いは、「環境問題を楽しみながら解決したい」という想いを感じる1時間になりました。。ゴミ袋を持つ人とゴミを拾う人が「ありがとう」と声をかけながら歩くので、普段は友達や家族と話をする機会があまりない環境の話も、ごみ拾いの時間なら自然にできることが、ごみ拾いイベントの一つの価値だと思います。

一度ごみ拾いの活動に参加してみると、2回目以降の気持ち的なハードルはかなり下がります。まずは一人で初めてみるのも良いですが、興味がある方は是非コミュニティに参加してみてはいかがでしょうか?。

また、プラごみ減らし隊のみなさんに、なぜごみ拾いを始めたのか、どのような社会を目指して行動しているのか、というお話を伺った記事も公開しているので、ぜひ学生の言葉にも注目してみて下さい!

 

\ごみ拾い活動をする学生の想い/


 

環境活動探訪記シリーズ


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