プラごみと生分解性プラスチック|1分で学べる環境問題#6

プラごみと生分解性プラスチック|1分で学べる環境問題#6

キーワード|プラごみと生分解性プラスチック

こんな疑問を解決!


❑ 「劣化」と「生分解」って何が違うの?

❑ 生分解するプラスチックにはどんな種類があるの?

❑ 海でも生分解するプラスチックがあるって本当?


\環境キーワードのまとめはこちら/

1分で学べる環境問題|キーワード一覧

バイオマスプラスチック

自然由来のバイオマスプラスチックなら、土に埋めたりすれば自然に戻りそうだけど、そういう訳じゃないのかしら。
まず、自然に還ることを「生分解」っていうんだけど、単純にバラバラになることとはちょっと違うんだ。

プラスチックは生分解しなくても、紫外線や酸化などによって、バラバラになるよね。ママがこないだ久しぶりに履いてたスニーカー、靴底がボロボロになってたよね?あれは、プラスチックが劣化して、バラバラになっただけで生分解とは言わないんだ。

前に勉強したマイクロプラスチックはこのボロボロになった状態だね。
じゃあ生分解って何?
生分解っていうのは、地中や水中に生息する微生物の効果によって、分解されて最終的に水と二酸化炭素になることを言うんだよ。ポイントは「微生物」ってところ!

ひとことで言うと、「微生物が食べて無くなること」が生分解だね。

\プラなし博士が生分解性プラスチックを解説/

「生分解性プラスチック」プラなし博士に聞く。環境問題のホント。#3

生分解性プラスチックの例

ところで、生分解するプラスチックってどんなものがあるの?
大きく分けると、「土壌で生分解するもの」と「海洋で生分解するもの」に分けられるよ。

土壌に住む微生物の効果によって生分解するプラスチックはいくつかあって、石油由来のものもあれば、植物由来つまり前に説明したバイオマスのものもあるよ。

中でもバイオマス由来で生分解する素材としては、トウモロコシを主原料とするポリ乳酸、別名PLAが代表的だね。
石油由来で生分解する素材もあるのね。生分解するのは全部バイオマスプラスチックなのかと思っていたわ。
そう誤解している人も多いみたい。

有料義務化で話題になったレジ袋だと、既存のポリエチレンなどに配合して使う場合の相性もあるみたいだね。

でも、レジ袋有料義務化の対象外にするには、バイオマス由来のプラスチックを25%以上配合する必要があるから、生分解しても石油由来じゃダメだよ!

海で生分解するプラスチック

海で生分解して完全に無くなるなら、海洋ごみ問題はすぐに解決できそうね。
そうだね!でもそう簡単にはいかないんだ…。

まず、現時点で海洋生分解の条件を完全に満たしているプラスチック素材は一つだけと言われているよ。それがPHBHという素材!もし、このPHBHを100%配合してレジ袋を作れれば、レジ袋有料義務化の対象外になるね。

でも、価格面や製袋性などまだまだ課題が多いみたい。今後に期待が持てるプラスチックということは間違いなし!
海洋生分解の条件って厳しいの?
現時点ではこの3点をクリアする必要があるんだ。

(1)水温30℃の条件下で
(2)6ヶ月という期間内に
(3)90%以上生分解する

この条件を満たしているのが、今はPHBHだけってこと。 ちなみに、紙素材は土壌でも海洋でも生分解するって言われてるよ。つまり、バイオマス素材だから地球温暖化の防止に寄与するし、海洋生分解性素材だから海洋ごみ問題の解決にも役立つ優秀な素材って言えるね!

\バイオマスプラスチックがカーボンニュートラルってどういうこと?/

地球温暖化とバイオマスプラスチック|1分で学べる環境問題#5

キーワードのまとめ


❑ 「生分解」は微生物によって水と二酸化炭素に分解されること

❑ 生分解するプラスチックには、石油由来もバイオマス由来も

❑ 海でも生分解するプラスチックは「海洋生分解性プラスチック」

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