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私たちの行動が環境問題への取り組みに繋がる | Urban Farming Life

私たちの行動が環境問題への取り組みに繋がる | Urban Farming Life

ダイナリー図書館では、これからの地球のために、自分ごととして環境問題に取り組むキッカケとなれるよう、カンキョーダイナリー(環境>)おすすめの本や映画などをご紹介していきます。

人も含めた資源が循環するアーバンファーミング

アーバンファーミングとは?

アーバンファーミングとは、都市のリジェネラティブ(再生型)な農的ライフスタイルのこと。自宅や市民農園、コミュニティファームで野菜を育てることは、コロナ禍以降改めて注目を集めています。従来の市民農園以外にも、ビルの屋上農園やコミュニティファーム、食べられる公園など、行政と市民、企業、大学、NPOなど、多様な主体が運営する農的空間は増え続けています。

 

本書では、農家を主体とした野菜の生産・販売を主とした”農業”ではなく、都市において人と自然、人と人が繋がる”農的”ライフスタイルのことを指しています。

 

環境問題とアーバンファーミング

「地球沸騰化」という言葉が2023年の流行語大賞にノミネートされるほど、地球温暖化や気候変動、生物多様性の崩壊は急速に進行しており、世界的な課題となっています。地球温暖化に関係する温室効果ガスの70%は、都市から排出されていると言われています。

 

都市において自ら野菜を育て、食べるアーバンファーミングは、環境問題にも様々な期待が持たれます。

地産地消による移動エネルギー削減はCO2排出量の削減にも繋がり、空き地や屋上緑化によるCO2吸収やヒートアイランド現象の軽減化も期待できます。さらに、食育を通じ、私たちそれぞれの日常行動を変えていくことで、地球温暖化防止にも効果の大きい食品ロス削減を促すことも期待できます。

 

\食品ロスが地球温暖化に与える影響とは?/

私たちの日常行動が環境問題への取り組みに繋がる

アーバンファーミングは、人と自然、人と人を繋ぎ共創する際に多様な役割を果たします。基本となるのは野菜を育てることですが、地域の仲間と共に野菜を育てることで、人と人との関係性も育てます。仲間と時間を共有することにより顔の見える繋がりが生まれ、畑は地域との交流の場として、暮らしの質と地域の魅力を高めます。

 

畑に集まった資源はつなぎ合わされ、循環し、生かされていきます。アーバンファーミングにおける資源というのは、土や野菜、水、堆肥、道具、廃材などのみを指すのではありません。そこにいる人が持つ知識、スキル、創造性なども再生可能な資源と捉えています。

 

畑は農を通じた学びの場にもなります。野菜の育て方だけではなく、生命の繋がりや循環、環境との関係を、年齢も性別も関係なく、楽しみながら学びます。そして自ら育てた野菜を食べる体験により、食育を通じた環境への意識変革の入り口となります。ひとりひとりが日常行動を変えることで、食品ロス削減、地産地消、菜食生活へのシフトへと繋がり、それは環境問題への取り組みに繋がっていくのです。

 

本書では東京都内12カ所のアーバンファームの事例と、6人のキーパーソンが紹介されています。全国で実践可能な事例や、必要な道具の紹介、コンパニオンプランツの基本、コンポスト作りなど、便利なHOW TOも収録されています。

環境問題に個人で取り組んでみたい方、アーバンファーミングをこれから始めたい方にぴったりな1冊です。

 

 

\ベランダで家庭菜園を始めよう/

 

\家庭の生ごみを生かした堆肥作りへのこだわりとは?/

【目次】

CASE STUDY

<育てる>

#01 The Edible Park OTEMACHI by grow/「農園があるオフィス」が未来を少しずつ変えていく

#02 388 FARM/ファームからシティプライドを育てる

<繋がる>

#03 シモキタ園藝部/人と緑が循環する街をつくる

#04 たもんじ交流農園/まちなか農園から広がる江戸野菜・寺島なすの復活

<学ぶ>

#05 武蔵野大学 有明キャンパス屋上菜園/生きとし生けるものが循環し躍動する、学舎のルーフトップ

#06 Edible KAYABAEN/子供たちと共につくる金融の街の食育菜園

<食べる>

#07 AGRIKO FARM/人気カフェの屋上空間に仕掛けたオリジナルの菜園システム

#08 ELAB/30キロ圏内で循環するオーガニックな社会を目指して

<暮らす>

#09 青豆ハウス/「住」と「農」が織りなす、地域と溶け合う暮らし

#10  KYODO HOUSE/工夫と実験を重ねる生活彫刻の場

<創る>

#11 タマリバタケ/人・行政・歴史、その土地まるごととつながる農園

#12 Shinjuku Farm/「畑がある駅」から広がる新しい価値

 

PEOPLE

#01 芹澤孝悦(プランティオ株式会社CEO)/テクノロジーを通じて農を民主化する

#02 小倉 崇(URBAN FARMERS CLUB代表理事/渋谷区ふれあい植物センター園長)/パンクスピリットで未来を耕す

#03 フィル・キャッシュマン(Permaculture AWA代表)/生き方をデザインするパーマカルチャー

#04 野村友里(eatrip soil主宰)/「自分が育てた野菜をどう美味しく食べるか」

#05 たいら由以子(ローカルフードサイクリング株式会社代表)/すべての家庭でコンポストを使えば国も変わる

#06 服部暁文(東日本旅客鉄道株式会社)/ファーミングから駅の個性を取り戻す

ほか

【著者紹介】

監修:近藤 ヒデノリ (コンドウ ヒデノリ)

Tokyo Urban Farming発起人、UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)サステナビリティフィールドディレクター。博報堂でCMプランナーとして勤務後、NYU/国際写真センター(ICP)修士課程で学び、9.11直前に復職。近年は「サステナブルクリエイティビティー」を軸に企業や地域のブランディング、メディア、PR、イベント企画等に携わり、2020年創造性の研究機関UoC発足に参加。持続可能な社会創造に向け、領域を越えた創造性の教育・研究・社会実装を行っている。地域共生のいえ「KYODO HOUSE」主宰。編著に『都会からはじまる新しい生き方のデザイン-URBAN PERMACULTURE GUIDE』等多数。グッドデザイン賞審査員をはじめ審査員・講演も多数務める。

 

【商品詳細】

出版社:トゥーヴァージンズ

発売日:2023/5/29

言語:日本語

単行本(ソフトカバー):240ページ

 

\読みたい本がきっと見つかる!/


(参考)

Tokyo Urban Farming

東京都 産業労働局 | 農業・農地を活かしたまちづくりガイドライン

農林水産省 東海農政局 | 地産地消って何がいいの?

農林水産省 | みどりの食料システム戦略

環境省 | 食品ロスポータルサイト

私たちの行動が環境問題への取り組みに繋がる | Urban Farming Life

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