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教えて!花粉症と森林破壊の関係|原因を知り環境問題から私たちの生活を守る対策とは?

教えて!花粉症と森林破壊の関係|原因を知り環境問題から私たちの生活を守る対策とは?

世界中で今、森林破壊は深刻な問題となっています。

 

森林破壊により豊かな環境が失われ生態系の乱れを助長し、私たちの生活だけでなく地球上のあらゆる地域に生息する動植物にも多大な影響を及ぼしているのです。そのため、森林破壊の原因と対策を学び、地球温暖化などの環境問題から、私たちの豊かで住みよい生活を守る方法を知る必要があります。

 

また、あまり知られていませんが花粉症と森林破壊には密接な関係があるのをご存知でしょうか。今多くの方を悩ます花粉症を引き起こす原因のひとつとなっているのが、戦後の高度成長期に国策として人工的に植えられたスギやヒノキ、実はこれらは人工林は様々な要因から簡単には伐採できず放置されているのが実情です。

 

過剰な森林伐採による問題もありますが、反対にスギやヒノキを伐採せず放置することで大量の花粉を放出する老木が増え、花粉症になる方々も増えています。そこで、花粉症を引き起こす原因となっているスギやヒノキを簡単に伐採できない理由についても併せてご紹介し、わかりやすく解説していきます

森林破壊とは

 

そもそも森林破壊とは何か、具体的にはよくわからないという方も多いかもしれません。

 

森林破壊とは、人々が行う森林伐採、あるいは森林火災などによって森林面積の減少が進行することです。森林の面積を減少させるだけでなく、森林破壊は動植物の生態系や私たちの生活にも多大な影響を引き起こすことから、大きな問題となっています。

 

しかも、森林破壊は地球温暖化の原因につながることから、世界中で懸念されているのです。ですから、世界が一体となって本格的に環境問題に取り組み、さまざまな対策が講じられています。森林破壊が続けば地球温暖化が加速してしまい、生活するのもままならなくなる恐れがあるでしょう。それを防ぐためにも、世界が一体となって協力し、地球温暖化をこれ以上加速させないために森林破壊を食い止める必要があります。

森林破壊によって世界の森林面積が減少している

2016年に公表された国連食糧農業機関(FAO)によれば、今から30年以上前の1990年には41.28億ヘクタール(ha)あった世界の森林面積が、2015年には39.99億ヘクタール(ha)に減少しているのです。

 

つまり、25年間で森林面積が1.29億ヘクタール(ha)減っています。これはだいたい南アフリカの国土に匹敵する大きさで、それだけ広大な森林面積を失っています。南米にある森林というとアマゾンが有名ですが、そんなアマゾンやその周辺エリアでも森林減少が起きているのです。

 

一方でヨーロッパやアジアでは、森林面積が増加しているエリアもあります。日本では森林面積の割合を示す「森林率」が、2017年3月31日の時点で67%なっていて、それまでの50年間で森林面積はほぼ横ばいとなっています。

日本も決して他人事ではない森林破壊

森林破壊と言うと、日本はあまり関係ないと思われている方々も多いかもしれません。

ですが、決してそのようなことはありません。日本でも違法業者による伐採があり、目的と違ったやり方で森林を傷つける人もいます。そのため、森林破壊は日本にも当然関係があり、事態を重く受け止めることが大切です。森林も人々と同じく生きています。決して傷つけて良い理由はありません。

 

また、森林が減ると生態系の乱れが助長され、ますます温暖化が加速し、異常気象も頻発してしまうことが予想されます。そうならないためにも、むやみに森林破壊をしてはいけないのです。

環境保護団体の方や、森林に関連する仕事をしていなければなかなか問題意識を持つのは難しいのですが、それでも世界の森林面積が減少しているという事実を知り、危機感を高めていくことが大事だと言えます。

森林を保護することが私たちの役目

環境問題に関心を持っている方であれば、森林を保護して地球環境に優しい生活を送っていらっしゃるでしょう。しかし、残念ながら全員が全員そうではありません。環境問題に無関心の方も決して少なくないため、そのような方の意識を変えるためにも、世界の森林面積がかなり減っていることや、森林面積が減ることで、地球環境にも悪影響があることなど最新の正確な情報を発信し、もっと呼びかける必要があります。

 

口で言うのは簡単ですが、実際には森林を保護するのは大変です。それでも、問題に目を向けて、できることから始めることが大切です。まずは、森林を保護するという目的を持ち、地球環境に優しい生活を送れるようにするのがベストではないでしょうか。

 

それが地球温暖化の進行を食い止める一歩となり、明るい未来に前進できる可能性が高まるのです。当然、それは一人や二人だけの力では叶わないため、すべての人々の協力が必要となります。

森林破壊が行われているという危機感を持つ

今はまだ何不自由なく生活できていても、数年後、あるいは数十年後の将来はそうではなくなっているかもしれません。森林破壊が続けば、今の生活が将来も送れるという保証はどこにもありません。それだけ、森林破壊によって起こる問題は深刻です。森林破壊が行われているという危機感を持って生活し、それはいつどこで起きてもおかしくはないと思うことが大切です。日本にいると平和であまり実感がわかないかもしれませんが、現実はそう甘くありません。

 

世界は200か国近くあると言われており、それだけ多くの国々があれば、紛争がいつ起きても不思議ではないでしょう。現実問題として、ここ最近でもロシアとウクライナの戦争や、イスラエルとパレスの戦争があります。それだけでなく、世界各国のさまざまな場所で今のテロや紛争が続いていることから、森林破壊が続いているのです。これは非常に恐ろしい問題ですし、危機感を持たなければならないと言えます。

 

森林破壊が引き起こされる5つの原因

 

森林破壊が引き起こされる原因は、主に以下の5つになります。

1. 土地利用への転換や開発

 

人々が生活を営むためには当然ながら住まいやエネルギー、食料等が必要です。住む人々が増えればそれらが多く必要となり、森林を伐採して、土地転換を行うことになります。高層マンションや高級住宅街ができる一方で、森林破壊の原因にもなっていることから、そのことも忘れてはいけないでしょう。

2. 違法な過剰伐採

 

森林を守るために各国で木を伐採することができる量や面積、区域が法令で定められています。しかしながら、一部の業者などが不当な利益を目的に違法伐採を行っているのです。違法伐採は、森林の劣化や破壊につながります。ですから、違法な過剰伐採は問題視されています。

3. 非伝統的な焼畑農業の増加

焼畑農業は森林の草木を伐採し焼き払った後に数年間農地として使用し、自然回復力により森林に戻すという農業の手法です。ですが、非伝統的な焼畑農業の増加により、森林が回復する前に焼いてしまって、土地の劣化を招いて森林が再生しなくなります。その結果、森林破壊が起きてしまうのです。

4. 燃料目的の過剰な摂取

日本では電気やガスを普段の生活に使っていますが、開発途上国などでは木材の使用目的のうち、半分が燃料目的の過剰な摂取をしているのです。薪や炭が多く使用されており、森林回復のスピードが伐採のスピードに追い付かず、森林破壊の原因となっています。日本にいるとあまりわからないかもしれませんが、海外ではそうではないのが現実です。

5. 森林火災による消失

森林火災は落雷により自然に発生する火災もあれば、焼畑農業や農地開発で草木を燃やしたことが原因となるケース、タバコや焚き火の不始末で起きるケースもあります。近年だと、2019年にオーストラリアで起きた大規模な森林火災が記憶に新しいのではないでしょうか。非常に規模が大きく、甚大な被害が出てしまうのが森林火災となります。

森林破壊が私たちの暮らしに与える5つの影響

 

森林破壊により、私たちの暮らしへ影響が出てしまいます。森林破壊による私たちの暮らしへの影響は、主に以下の5つになります。

1. 二酸化炭素の増加による地球温暖化

ガスを排出させたり自動車のガソリンを使用したりすると、二酸化炭素などの温室効果ガスが発生します。大気中の温室効果ガスの量が正常ならば、地球全体の気温は適温に保たれます。しかし、温室効果ガスが増えると熱が余分に残ってしまい、地球全体の気温が上昇してしまうのです。これも、地球温暖化につながっています。

2. 気候変動による異常気象

日本でも、この数年、数十年で何度も異常気象が発生しています。夏場は40℃近くまで上がり、猛暑日が更新されるほどです。気候変動は猛暑のみならず、大雨や台風、雷など、自然災害による被害も多く発生しています。2018年の岡山県・広島県を中心とした豪雨により、家が倒壊してしまった方々は大勢いるのです。また、台風の規模が大きく、各地で大きな被害が出ることも珍しくありません。

3. 生息環境の変化による生態系の変化

日本でも以前に比べてクマの目撃情報がかなり増えていますが、それは生息環境の変化により、生態系の変化が起きていることが要因と言えます。森林伐採によって草木や実が減り、動植物が生息できる環境が脅かされつつあります。そのことで、元来山から下りてこなかったクマたちが、私たちが住む場所へとやって来ているのです。

4. 現地で暮らす人々の社会問題

気候変動の影響で年間降水量が減少し、干ばつを招いたり、集中豪雨に襲われたりしやすくなります。森林破壊は自然災害の大きな要因ともなることから、それだけ現地で暮らす人々の社会問題に発展してしまうのです。

 

日本にいると、干ばつは無縁に思うかもしれませんが、海外では干ばつで降水量がほとんどなく、常に水不足で悩まされている国も少なからずあります。森林破壊の影響は干ばつや異常気象の要因となってしまうため、事態は想像以上に深刻です。現地で暮らす人々のことに少しでも配慮できるように、私たちも森林、そして環境により優しい生活を送ることが重要ではないでしょうか。

5. 拡大の恐れがある感染症や疾病

動物を由来とする感染症拡大の原因は、森林破壊が関係していると言われています。森で暮らしている多くの生物は、現在も解明されていない細菌やウイルスを体内に持っています。森林破壊により、それらの生物たちが私たちの住む場所に来ると、新たな感染症が広まる可能性があるでしょう。

 

一方で、スギやヒノキを収穫しないことによる花粉の大量飛散と花粉症患者の増加についても問題視されています。ご存じのように、スギやヒノキは花粉症と大きく関係しています。スギやヒノキといった針葉樹は成長が早く、建築資材などに利用されることも少なくありません。高度成長期に大量に植林されたスギやヒノキは、建築資材としてかなり重宝されました。しかし、安価で一定量を安定的に供給できる外材の輸入が増加したことで、国産材の需要は少なくなりました。その結果、伐採しても採算が取れず、なかなか伐採されずにいるのです。それに加えて深刻な人手不足で林業従事者が減少したため、伐採したくてもできないということも起きています。また、森林伐採は自然災害を招くこともあって、いくら花粉の量が多いといっても、簡単に伐採できないのも弊害となっています。

 

森の持つ能力とその裏にある真実

 

ここでは、森の持つ能力とその裏にある真実を解説します。

光合成と呼吸

植物は人間と同様に、呼吸をして酸素を吸って二酸化炭素を排出しています。そして、二酸化炭素を取り入れて酸素を出す光合成を行います。呼吸は生きている限り永久的に行われ、昼も夜も呼吸をします。一方で光合成は、光を受けたときだけ行うのが特徴です。これらについては、小学校や中学校の授業で学んで、ある程度知っているという方も多いのではないでしょうか。

樹齢による二酸化炭素の吸収量

老木は成長が止まり、活発な光合成を行わなくなります。ですが、呼吸は続いているので、二酸化炭素の吸収率は悪くなります。樹齢による二酸化炭素の吸収量が減少するため、二酸化炭素を取り入れ酸素を出すという本来のサイクルができなくなってしまうのです。そうなれば、酸素の量が減って二酸化炭素の量が増え、温暖化を招いてしまうことになります。

老木を放置することによる二次被害

過剰な伐採は良くないのですが、老木の放置も良くありません。老木を放置することにより、二次被害が起きてしまう可能性があります。根が腐り支えきれなくなって地面に倒れてしまうということが考えられ、もし近くに人がいれば大事故につながってしまうことも。そのため、老木を放置するのは賢明な判断とは言えないでしょう。伐採しすぎるのは当然いけませんが、反対に老木を放置するのも良くないということをぜひ知っておいてください。

植林、間伐そして適切な収穫が必要

森林は大切な資源であり、かつ二酸化炭素を酸素に変えてくれるありがたいものです。そんな森林は、植林、間伐、そして適切な収穫が必要となります。植林をし、森林の成長具合に応じて樹木の一部を伐採して、過密となった林内密度を調整しなければなりません。さらに、適切な収穫が必要となるのです。この点について知っておくことで、間伐は必ずしもいけないわけではないと理解できるのではないでしょうか。

森林の放置と花粉症の関係性

 

森林の放置と花粉症は、どう関係しているかを解説します。ここ数年でますます花粉症患者数は増えており、重い症状でお悩みの方は多くいます。そこで、森林の放置と花粉症の関係性を知っておいてください。

年々増える花粉症患者数

ご存じのように、花粉症患者数は年々増えています。以前は花粉症ではなかったにもかかわらず、急に今年から花粉症になったという方も少なくありません。それだけ、花粉が猛威を振るって、人々を苦しめているのも実情なのです。

 

花粉症患者の方であれば、花粉シーズンになるとティッシュやハンカチが手放せないという方も多いはずです。辛い症状が続くと集中するのも難しくなくなってしまうなど、さまざまな影響が出てしまいます。「目や鼻がかゆい」「顔がムズムズする」そのような場合、花粉症になっている可能性があるでしょう。知らない間に花粉症になっていることも少なくないため、それが花粉症の怖いところでもあります。

収穫を目的としたスギやヒノキなどの人工林

収穫を目的とした人工林(スギ、ヒノキ)があります。花粉症の原因となっているスギやヒノキですが、先述したように、簡単には伐採できないのも現状としてあるのです。お金のこともありますし、人手不足自然災害などの影響もあって、スギやヒノキの人工林を容易に伐採できないと言えます。

 

花粉症患者の方々にとっては不本意でしょうが、このような問題もあるのです。スギやヒノキの花粉で大変だとは思いますが、自然災害などのことを考慮すれば、決して簡単な問題ではないでしょう。

樹齢による花粉の放出量

花粉を飛ばすスギやヒノキの樹齢は、だいたい30〜60年です。本来は建築材や家具材として使用される樹齢ですが、 伐採されずに森に残っているので、花粉となって飛び散っているのです。

なぜ急に花粉症になったのかわからないという方も多いと思いますが、このような理由があります。本来はなかったはずの花粉が大量に飛んでいると思うと残念でしょうが、この点についても理解しておいてください。

花粉の放出量の少ない木への植え替え

花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉ですが、重要な造林樹種には違いありません。花粉症をどうにかしたいものの、スギやヒノキを完全になくすというわけにはいかないのです。そこで、花粉の放出量の少ない木への植え替えを行うという取り組みがあります。当然ですが、木々の花粉の放出量が少なければありがたいですし、花粉症を持っている方にとって非常に助かります。

 

国や県は、スギやヒノキの花粉が少ない品種を開発し、花粉の少ない苗木が作られました。平成8年から令和3年までに、「少花粉スギ147品種」と「少花粉ヒノキ品種55品種」を開発し、これにより、花粉症のリスクが減少すると期待されています。今辛い花粉症でお悩みの方でも、この取り組みにより症状が軽くなるという可能性もあるでしょう。症状が軽くなれば、これまでのように花粉症で悩まずに済みます。

森林破壊を食い止めるための世界の施策

 

森林破壊を食い止めるための世界の施策は、以下となります。

国連環境開発会議(UNCED)

1992年にブラジルのリオデジャネイロで国連環境開発会議(UNCED)、俗に言う「地球サミット」が開催されました。持続可能な森林経営を目指すことを目的に国際的な対話があり、「森林原則声明」が採択されたのです。

 

森林原則声明では、森林の保全や回復に向け、国際レベルで取り組まなければならない15項目が定められた、森林問題について初めての世界的合意で、当初は熱帯林保全のための国際条約を目指していたが、開発途上国の反対などにより法的拘束力のない原則声明という形に落ち着きました。

持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)

パーム油は加工食品や洗剤をはじめ、医薬品、化粧品など、さまざまな製品に使用されています。持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)は「持続可能なパーム油」の生産及び利用を促す非営利組織で、WWFなど7つの団体が中心となり、2004年に設立されました。

 

マレーシアやインドネシアなどを中心に、パーム油を作るためのアブラヤシ農園開発が頻繁に行われたのですが、それが熱帯林の破壊につながっているという問題がありました。その解決のために、RSPOは持続可能なパーム油の生産と利用を促しました。RSPOでは「経済的に存続が可能であること」や「環境的に適切かつ社会的に有益であること」など、7つの原則及び40項目の基準が定められています。

SDGs(特に目標15)

SDGsは、SDGsはSustainable Development Goalsの頭文字を取って名付けられました。直訳すると「持続可能な開発目標」という意味があります。貧困や気候変動などの問題を解決し、持続可能な世界を2030年までに目指すことを目標にしています。

 

SDGsでは17の目標が掲げられており、その中に目標15の「陸の豊かさも守ろう」があります。これは森林の減少を止めたり、衰えてしまった森林を回復させたりすることに重点を置いています。

今、私たち一人ひとりができる取り組み

 

地球温暖化、森林破壊が問題視されている今、私たち一人ひとりができる取り組みは以下となります。

まずは正しく知ることから始める

私たち一人ひとりに求められているのは「まずは、正しく知ることから始める」ことです。なぜ地球温暖化が起きているのか、なぜ森林破壊が問題視されているのか、それらをしっかりと正しく知り、問題解決に向けて考えなければなりません。知識を得て関心を持つことで一人ひとりの意識が変わり、地球温暖化の防止につながるのです。無関心というのが一番いけないため、少しでもこの問題に興味や関心を持てるように、地球環境のことを考えることが大切です。

木材資源の使い捨てをやめる

木材資源を使い捨てる人も少なくありません。木材資源も使い捨てするのではなく、リサイクル、リユースすることが大切です。「木材資源の使い捨てをやめる」ことは、森林破壊の要因を取り除くことにもつながります。今までは使ったらすぐに捨てていたという方でも、ぜひこれからは長持ちさせられるように、無駄遣いや使い捨てをしないように心がけてみてはいかがでしょうか。

再生可能エネルギーを選ぶ

「再生可能エネルギーを選ぶ」ことも、私たち一人ひとりができることです。再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱といった常に自然界に存在するエネルギーのことです。石油や石炭、天然ガスのような有限な資源である化石エネルギーとは違って、地球環境に優しいのが再生可能エネルギーです。地球環境に優しいものだとわかれば、何だか嬉しくなりませんか?

森林認証のFSCマーク付きの商品を選ぶ

私たちができる身近なこととして、「森林認証のFSCマーク付きの商品を選ぶ」ことがあります。違法伐採の木材かどうかを見分ける方法は、「森林認証」を取得しているかどうかです。違法伐採された木材や、それらを使用して作られた製品を見極めて、森林認証のFSCマーク付き商品の購入を意識するようにしていきましょう。

植林に協力できる木を植えるマーク付きの商品を選ぶ

大昭和紙工産業オリジナルの植林に協力できる「木を植えるマーク」付きの商品を選ぶことも、私たち一人ひとりができる取り組みです。大昭和紙工産業はこのオリジナルマークの取り組みもあり、約2,000社のお客様から支持されています。大昭和紙工産業では、陸・海・空と地球を全方位的に環境に優しい状態にできるように、環境への取り組みを積極的に行っています。「木を植えるマーク」が付与された紙袋や紙箱などのパッケージはそれだけ環境問題に力を入れている企業であることを証明する証です。

 

「木を植えるマーク」は大昭和紙工産業で製造している紙袋や産業資材袋、紙箱の製造時に排出される二酸化炭素量を計測し、同等の植樹を行うことで排出される二酸化炭素を実質ゼロにする「カーボン・オフセット」に賛同してくださったお客様だけが、利用することができます。この木を植えるマークを通して、環境問題解決に取り組む企業であることを消費者にアピールすることが可能です。大昭和紙工産業は再生可能な資源の「木」を原料とする紙素材で、環境問題を解決するために、プラ製品から紙製品の切り替えの提案、より環境に優しい紙製品の提供にまい進しています。また、関わるお客様が環境に優しいサステナビリティな事業を推進できるように、様々なアプローチから環境配慮の取り組みに対して事業を展開し、サポートできる体制を整えています。

 

まとめ

花粉症と森林破壊の関係や、原因を知り環境問題から私たちの生活を守る方法について解説しました。森林破壊によって生態系は大きく乱れ、私たち人間や動植物に多大な影響があります。森林火災、猛暑や大雨、落雷などの自然災害、異常現象が起きることが年々増えており、地球温暖化は特に問題視されています。このままでは、今後ますます温暖化が加速し、人々や動植物、環境に悪影響が出てしまいます。

 

森林破壊を食い止めることは、地球温暖化を食い止めることにも繋がります。そのためには、一人ひとりがしっかりとそのことを意識して、地球環境に優しい生活を心がける必要があるのです。また、花粉症患者が昔に比べて増えているのは、放置されたスギやヒノキが関係していますが、伐採やそれに同等の対策を実施することは簡単ではないため、森林の現状を知っておく必要もあります。いずれにしても、地球環境に配慮し、森林破壊、温暖化の原因を少しでも排除していくことが大切です。一つひとつの小さなことを継続し続けることで、数年後、数十年後の未来に良い影響をもたらせる可能性が生まれます。

 

ライター

netlove

大阪府在住。

ライターとして8年間、各メディアにて10,000記事以上の執筆経験あり。

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