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3Rとは?大切な意味と、私たちにできる取り組みを解説

3Rとは?大切な意味と、私たちにできる取り組みを解説

ちょこっとできるエコな選択「DAINARI CHOICE」。
「暮らしと環境」をメインテーマに、クイズ感覚で楽しみながら環境を学び、生活の中でエコな選択肢を増やすことができます。まずは身の回りでできることから、地球に良いチョイスをしていきましょう!

 

環境保護の取り組みとして、日本でもよく耳にするようになった3R(スリーアール)。皆さん、この言葉の意味を正しく理解していますか?

 

毎日のように大量のゴミが廃棄され、環境に負荷を与え続けている現代社会において、なるべくゴミをださない生活を送るためには、この3Rの取り組みが大切だと言われています。また、持続可能な社会に貢献できる最も身近な取り組みの一つでもあります。

 

今回は、この3Rが持つ意味をおさらいするとともに、私たちの日常生活でも取り入れられる取り組みを解説していきます。

問題

では、さっそく問題です!
次のうち、3Rに当てはまらないものはどれ?

 

  • A:「リフューズ」
  • B:「リデュース」
  • C:「リサイタル」


thinking time

答え

 

正解は...
ACです!

 

それでは解説を見ていきましょう!

解説

3Rとは

3Rとは、Reduce(リデュース)Reuse(リユース)Recycle(リサイクル)の頭文字を取った3つのエコなアクションの総称です。リデュースは、ごみの発生をもとから減らすこと、リユースは使い捨てを減らし、繰り返し使用すること、リサイクルは資源を廃棄物にせず再利用することを意味します。

 

近年、プラスチックごみの諸外国の輸出規制が厳しくなったことで、一人当たりのプラスチックごみ排出量が世界二位の日本でも、この3Rの考え方に人々の意識を転換し、アクションを起こしていくことが求められています。

今日から実践できる3R

3Rの取り組みの目的は、ごみを限りなく減らすことで、ごみの焼却や埋立処理による環境への負荷をできるだけ少なくすること。さらには、限りある地球の資源の使用を減らし、資源を有効的に繰り返し使う循環型社会の実現にあります。

そのためには、消費者だけでなく、モノを製造する事業者側も3Rの取り組みを実践する必要があります。ここでは、それぞれの側の視点にたって、今日から実践できる取り組みをご紹介します。

Reduce(リデュース)|資源の消費、ごみの発生をもとから減らす

<消費者>

  • ☑ごみになるものを買わない、もらわない。
  • ☑長く使える製品を買う、手入れや修理をしながら長く大切に使う。
  • ☑詰め替え容器に入った製品や簡易包装の製品を選ぶ。
  • ☑利用回数の少ないものは、レンタルやシェアリングシステムを利用する。
  • ☑省資源化設計の製品を選ぶ。

<事業者>

  • ☑製品ができるだけ長く使えるよう、製品設計に工夫をする。
  • ☑簡易梱包、簡易包装、詰め替え容器等の利用、普及に努める。
  • ☑原材料を無駄なく効率的に使うように製品製造に工夫する。

Reuse(リユース)|繰り返し使うことで、ごみを減らす

<消費者>

  • ☑リターナブル容器※に入った製品を選ぶ。
  • ☑リターナブル容器※は、使い終わったらリユース回収に出す。
  • ☑フリーマーケットやガレージセールなどを利用し、不用品の再活用に努める。

<事業者>

  • ☑本体や部品のリユースがしやすいよう、製品設計に工夫をする。
  • ☑使用済製品を回収して本体や部品を再生し、再び新品同様の製品を作り出す。
  • ☑使用済製品、部品、容器を回収し、再使用する。

Recycle(リサイクル)|資源として再び利用することで、ごみを減らす

<消費者>

  • ☑資源として分別する。
  • ☑資源ごみの効率的な分別回収を広める。
  • ☑リサイクル製品を積極的に利用する。

<事業者>

  • ☑使用後のリサイクルがしやすいよう、製品設計に工夫をする。
  • ☑できるだけリサイクル原材料を使い、製品を製造する。
  • ☑使用済みとなった自社製品の回収・リサイクルに努める。

※リターナブル容器・・・ 中身を消費した後に販売店を通じて返却・回収し、洗浄して再び利用する容器

 

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3Rがさらに進化… 近年主流の「4R」「5R」とは?

 

ごみの発生をもとから減らすReduce(リデュース)、繰り返し使うReuse(リユース)、そして資源として再利用するRecycle (リサイクル)の「3R 」に加え、近年では「4R(フォーアール)」「5R(ファイブアール)」といった、3Rをさらに発展させた考え方を重要視し、環境問題に取り組む人が少しずつ増えてきています。

 

4Rとは、3Rに「Refuse(リフューズ)」が加えられた考え方で、廃棄物になるような不必要なものは買わない、積極的に断るというもの。外出の際は、マイバッグやマイボトルを持参し、レジ袋やペットボトルの購入を控えたり、過剰包装を断る取り組みが当てはまります。

 

5Rとは、3Rの取り組みに、「Refuse(リフューズ)」と「Repair(リペア)」が加えられた考え方です。Repair(リペア)は、ものが壊れた際に、修理してできるだけ長く使うことを指します。洋服や家具などのリメイクを楽しんだり、修理サービスを行っている店の商品を選ぶ取り組みが当てはまります。

 

ちなみに問題文にあったリサイタルは、音楽や詩の朗読など、一人または少数の演奏者が観客の前で行うパフォーマンスを指す言葉。環境保護とは全く関係ありません。

 

\3Rだけじゃない!たくさんの「R」/

3Rには優先順位がある? 一番エコなのはどれ?

 

3Rには、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle (リサイクル)の順に優先順位があります。まずは、ごみを出さないようにする、使えるものは繰り返し使う、それでもごみになってしまったら原料に使う。この優先順位を守って生活していけば、必然的にごみの量を減らすことができます。

 

4Rの場合は、そもそも不要なものを買わないRefuse(リフューズ)がもっとも優先順位が高く、どうしても断れないというなら、Reduce(リデュース)すると良いでしょう。

今日から3Rを意識してみよう!

3Rは、日々の暮らしの中で意識していれば改善できるようなことばかりなので、誰でも簡単に取り組めるというのがポイントです。一方で、全てを意識しすぎてしまうと億劫になって続かないこともあると思います。まずは自分の生活環境に照らし合わせてみて、できそうなことから始めてみることが大切です。その上で、コツコツと継続させ習慣化していきましょう!

 


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(参考)環境省:ecojin|【特集】3R徹底宣言!

(参考)リデュース・リユース・リサイクル推進協議会:3Rについて

3Rとは?大切な意味と、私たちにできる取り組みを解説

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