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巡り巡る音楽祭が開催!海の環境問題×音楽のイベント体験レポート|環境活動探訪記

「巡り巡る音楽祭」が始まるー

 

6月21日土曜日|夏至ー
梅雨の時期にもかかわらず天気にも恵まれ開催を迎えた「巡り巡る音楽祭」。開場前のステージではリハーサルが行われ、各ブースでは展示や販売商品の準備が進められていました。

 

photo by kou takaishi

イベントMC

photo by kou takaishi

 

巡り巡る音楽祭のイベントMCを務めるのは環境ナビゲーターとしても活躍する「上田マリノ」さん。アーティストの演奏がない時間には、環境の話を交えながら、アーティストのプロフィールや開催されているワークショップ、展示物の詳細をご紹介くださいました。



上田マリノさん

埼玉県所沢市出身、1984年生まれ。 美術大学在学中、課題制作で用済みとなった作品たちが次々と捨てられる様子に違和感を覚え、地球環境問題へ興味を持つ。 2008年にブログ発のユニット「エコガールズ」を結成し、歌やSNSを使った独自のエコライフ普及活動を行う(〜2015年まで)。 2016年末に第一子を出産。現在は「環境意識を0から0.1へ」をモットーに、SDGs(環境分野)に関するイベントや企画のコーディネート、執筆、講演、情報発信などを通じ、エコのきっかけを提供。 2023年1月所沢市のゼロカーボンシティ実現を市民サイドから実践するための「所沢環境市民の会」を発足し代表就任(現在会員数80名)。


instagram / オフィシャルサイト

環境問題を巡るコンテンツ

音楽祭を彩るコンテンツの中でも、海の環境問題に関心を持つきっかけになるような展示・ショップ・ワークショップをご紹介します!

 

カンキョーダイナリー|楽しく環境を学ぶWebメディア

生ごみの水分を減らすと環境にやさしい!?

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紙加工メーカー大昭和紙工産業(株)が運営するWebメディア「カンキョーダイナリー」からは環境問題の最新情報が届く「LINEのお友達登録」をしていただくことで、キッチンシンクをクリーンに保つ、生ごみ用紙袋「シンクリン」をプレゼント。

 

水切り紙袋シンクリン

 

シンクリンを使い、水を切って生ごみを捨てることで、ゴミ処理場の燃焼効率を下げる原因となる「ごみの水分量」の削減に貢献することができます。また、ビニール袋の代替により、家庭で使用するプラスチック製品の削減にも!2050年には海洋ゴミが海洋生物よりも多くなるかもしれないと言われている今、減プラスチック・脱プラスチックにつながる小さな一歩を踏み出していきましょう。

 

 

地球環境に関心のあるお客様が多い今回のイベント。期待していた以上のお客様がお友達登録をしてくれたり、実際の記事で取り上げている内容を「面白い」「ためになる」と言ってくれたりと、活動に対する励ましの声を多くいただきました。

カエルデザイン|海洋プラスチックアクセサリー

海ゴミが魅力的なアクセサリーに。

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「カエルデザイン」は全国各地で回収された海洋プラスチックを、様々な障がいを持つ人たちが一つ一つ、手作業でアクセサリーに変えるアップサイクルブランド。

 

 

廃棄予定の海洋ゴミをアップサイクルするだけでなく、福祉分野との連携を図ることで雇用を生むことにも繋げており、障害者が生きることと、環境問題をより良くカエルことを目指されています。

深海合唱団ビーチクリーン部|マイクロプラスチック探し&展示

ビーチクリーンを体験!制作された魅力的なステージ装飾。

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今回のイベント主催でもある深海合唱団の「ビーチクリーン部」は擬似的に作った砂浜からマイクロプラスチックを見つけ出す体験型ワークショップと実際に回収したマイクロプラスチックで作った前回イベントのステージ装飾を展示。

 

 

前回のライブイベント時にステージを飾ったマイクロプラスチックのステージ装飾。朽ちたプラスチックから作られたステージ装飾はカラフルできらびやかなのにどこか儚い印象を与えます。

ドリンクで環境問題解決

環境に配慮したドリンクがズラリ。

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巡り巡る音楽祭で提供されていたこだわりのドリンク。様々なアプローチで環境問題解決に取り組む農家や製造所の工夫を凝らした商品がラインナップされていました。

 

 

イベント中スタッフがまずいただいたのが、耕作放棄地を活用し、スパイスで地域の農業課題に取り組む出雲SPICE LABさんの「クラフトコーラ」。スパイシーだけどスッキリ飲みやすい、夏にぴったりのドリンクでした。

 

 

イベント後半にいただいた「りんごスパークリング」はりんごのジューシーな甘味を存分に感じることができるドリンク。傷で価値を失ってしまうリンゴを有効利用したサイダーで、持続可能な農業を目指すFARM&CIDERY KANESHIGEさんが提供するドリンクです。

 

ほかにも、牡蠣の大量繁殖による廃棄された牡蠣殻での景観悪化解決のため、加熱・粉砕した牡蠣殻を醸造用水の高度調整剤として使用したクラフトビール「ASOBI BEER (アソビ ビール)」や小児がん支援の活動をする「北海道レモネードの会」への支援につながるレモネード、今回のイベント会場である「soko station 146」の協賛によって実現した、マイボトルを持参すると100円割引される「マイボトル割引」など、地球環境を考えた場づくりがされていました。

海を巡るコンテンツ

展開されるコンテンツの中には日常生活では知り得ない、もっと深く海を知ることができるショップ・ワークショップも!

AAYAA|イカのアクセサリーショップ

イカアクセであなたもイカ好きにならなイカ?

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イカの魅力を人々に伝えるべく活動する「日本いか連合」。その一員であるアクセサリー作家の「AAYAA」さんが展開するのはイカの特徴をモチーフに作られたヘアピンや髪飾りなどのアクセサリーショップ。

 

 

アオリイカの色素胞を忠実に再現したヘアピンはイカの透明感と色鮮やかさから、どこか涼しげで夏に着用したくなるような魅力の商品。AAYAAさんが作るアクセサリーの数々はオンラインショップでも販売中です!

イカを取り巻く環境問題

イカに関する環境問題についてAAYAAさんに伺ったところ、イカやタコを釣るための擬似餌「エギ(餌木)」が海中ゴミのひとつとして問題になっているとのことでした。そんな中「日本いか連合」にも擬似餌メーカーのメンバーが属しており、エギの一部材料を環境に配慮したものに変更したり、業界団体とともに定期的に海中清掃を行い、できるだけ環境負荷を減らす取り組みをしたりしているとのこと!今後の活動に注目です!

幸海ヒーローズ|昆布の足湯

自分でカットしたマイ昆布で楽しむ足湯!?

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地球温暖化解決に貢献する昆布を養殖する「幸海ヒーローズ」さんが運営するのはコンブの足湯(夏|ぬるま湯ver.)。今回は天に向けてそびえ立つ昆布も展示され、希望者はこのそびえ立つ昆布から自分用の昆布を切り取り、足湯へ投入するというさらに体験の増した展示となっていました。

 

 

天井に向かって伸びるコンブ。人の身長は裕に超える2M超の大きさです。

 

 

マイ昆布を刈り取り、昆布足湯へ投入。大人も子供も楽しそうに体験していました。「幸海ヒーローズ」さんの活動は別記事でも掲載中!コンブで海の環境を守る活動にも注目です。

 

琴乃葉工房|アルコールインクアート&レーザー彫刻

2度と同じ柄が作れないアートとレーザー彫刻の木製品があっという間に。

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「琴乃葉工房」さんではアルコールインクアート製作のワークショップと今回のイベントグッズも手がけたレーザー彫刻のワークショップを運営。

 

 

筆もデッサン力も不要な、感覚だけで色と遊べるアート体験を提供していました。思い通りにならないからこそ、世界に1つだけの模様に出会えるとのこと。体験していた子供達も楽しそうでした。

 

 

「琴乃葉工房のレーザー彫刻部」で製作された巡り巡る音楽祭のキーホルダー。流木を有効利用して看板などを作ることもあるそうです。

 

 

今回、我々カンキョーダイナリーも端材を使って「ペーパーウェイト」を製作していただきました。

kia.seaweed|海藻ハーバリウム入りボールペン

制作したボールペンの中には色鮮やかな海藻がふわり。

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photo by kou takaishi

 

海藻アーティストとして活動する「成澤亜紀」さんが運営するのは、海藻のハーバリウムを入れ込んだボールペン製作のワークショップ。

 

 

地球温暖化や磯焼けなどの環境問題の影響もあり、数や種類が減少している海藻。そんな海藻を使った作品を通じてより多くの人に海藻の美しさを知っていただき、少しでも海に恩返しができたらと思い、活動されているそうです。

ふぅ|フジツボ演奏レクチャー

演奏するのは笛。ではなくフジツボ!?

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photo by kou takaishi

 

アーティスト「ふぅ」さんが運営するのはリコーダーやオカリナなどの笛ではなく「フジツボを吹く」というワークショップ。

 

 

フルートや尺八と同じような仕組みで音階を鳴らすフジツボ。コンサートも行うふぅさんのフジツボ演奏動画はyoutubeで4万回以上再生されています。

フジツボから考えたい海洋酸性化

みなさんは「海洋酸性化」という問題をご存知ですか?
海洋酸性化とは、大気中の二酸化炭素(CO₂)が海に溶け込み、海水のpHが下がって酸性に近づく現象のことです。

 

実はフジツボやウニ、貝類などの殻を持つ生き物の一部は、海洋酸性化の影響で殻が溶けやすくなったり、死亡率が上がったりしています。私たち一人ひとりが二酸化炭素の排出を減らす努力をすることは、海の生き物たちを守ることにつながります。

 

 

 


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まとめ

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