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はじまりのはなし|紙で環境対策室のお仕事

はじまりのはなし|紙で環境対策室のお仕事

当サイト「カンキョーダイナリー」を企画・運営している、大昭和紙工産業の紙で環境対策室。
2019年に部署が設立されて以来、紙で環境対策室のメンバーは「環境」というテーマで世間の情報にアンテナを張り、日々何を考え、どんな取り組みをしているのか?!知られざる一面をインタビュー形式でご紹介するコーナーです。
カンキョーダイナリーの「中の人」たち。これまで一切明かされることのなかった、彼らの人柄がチラチラ見えるはずです。

 

記念すべき第一回目は、紙で環境対策室ヒストリー。
部署が発足した当時のことを思い出し、薄れゆく記憶を辿りながら「はじまりのはなし」をお届けします。
設立当時を知らない2023年1月に中途入社した「内気なバンドマン」がインタビュアーを務め、設立メンバーの「室チョー」にインタビューを行います。さてさて、どんな話が聞けるのでしょうか?!

 

はじまりのはなしインタビュー

発足のきっかけは社長のひと声!?

内気なバンドマン|

室チョーはそもそも、マーケティング室の所属ですよね?どういうきっかけで、紙で環境対策室の室長になったんですか?部署立ち上げのきっかけを教えてください。


室チョー|

そうだね…。話せば長くなるけど大丈夫!?
思い起こせば4年前、社長から急に呼び出されたあの日が始まりだったなぁ…。

世の中がこれほど環境問題に注目する前から、大昭和紙工は非化石由来の「紙」を扱う製造メーカーとして、脱プラスチックを掲げて環境問題には着目していたんだよ。
そして、さらにギアを上げて環境問題に取り組むために、中心となる象徴的な部署を立ち上げると社長が決め、うちのマーケティング室に白羽の矢が立ち、「紙で環境対策室」が正式に新設されたってわけ。そして、2019年9月「環境問題解決カンパニー」と銘打ち、対外的な取り組みが始まったんだ。


内気なバンドマン|

急に任命されたんですね…。
そもそも室チョーは、環境問題について詳しかったんですか?

 

室チョー|

いやいや、学生時代に専攻していたわけでも、前職で携わっていたわけでもないよ。
だからイチから勉強して、大昭和紙工と環境問題を紐づけすることから始めたんだ。
結構大変だったなぁ…。環境問題ってかなり奥が深いんだよ。実は同じことを言っているのに、目線が違えば表現も違う。そうすると相手に誤解を生んでしまうこともある。どう表現したら、詳しくない人にも正しく分かりやすく伝わるか、知識の習得に加えて言葉を磨くことにも注力したよ。

 

紙で環境対策室のネーミングの由来は?

内気なバンドマン|

そうだったんですね。室チョーは何を聞いても答えてくれるから、そもそも得意分野だったのかと思いましたよ。でも、僕らの所属する「紙で環境対策室」って変わった部署名をしてますよね?


室チョー|

やっぱりそう感じる?
だとすると、それは狙い通りかな。
部署名を決めるのも、結構いろいろあったんだよ。


内気なバンドマン|

えっ?
いろいろって何ですか?


室チョー|

うちの社長、いつもネーミングへの思い入れが強いんだ。
新設部署の立ち上げに際して、最初の仕事は部署名を考えるところからだったんだよ。
部署のメンバー全員でアイデアを絞り出して、最終的には全部で100案くらい出したかな。


内気なバンドマン|

100案も!?力の入った部署立ち上げだったんですね!
ちなみに、どんな案が上がっていたんですか?


室チョー|

わりとオーソドックスな「CSR推進室」とか「環境戦略室」みたいなものもあれば、社長にウケそうな奇抜なアイデアも多数出したよ。例えば「環境問題の紙様」とか「天照大御紙室」みたいなちょっとふざけたものもあったなぁ。
でも、残念ながらどれも採用にはならなくてね…。
最終的には社長が考えたネーミングに決まったんだ。うちのやりたい事と出来る事を直接的に盛り込んで、誰でもひと目で何をする部署か分かる。そして、良い意味で違和感を感じて印象に残る名前を閃いたんだって。

それが「紙で環境対策室」。
正直、最初はえっ?って思ったけど、もうだいぶ馴染んだかな。
名刺交換の時に「変わった部署名ですね」ってよく言われるけど、それって相手の心にひっかかった証拠でしょ?つかみって大切だなと思うよ。

 

インタビュー室チョー

スタートはウミガメ保護活動

内気なバンドマン|

ついに素敵な部署名が決まり、紙で環境対策室は立ち上げ当初から順調だったんですか?


室チョー|

そんなわけないでしょ…。
まったくのゼロからのスタートだったし、具体的に何もしてなかったから本当に大変だったよ。

大昭和紙工公式サイトの新着記事で、環境について調べた内容を噛み砕いたコラムにして書き始めた頃かな…。新聞の取材依頼が来たんだ。早くもキターっ!って思ったよ。でも、「具体的にどんな取り組みをしていますか?」って聞かれて、まともに答えられなかったんだ。うちの会社はプラ製品に比べて、環境に優しい紙製品を扱っていますの一本槍。
正直これじゃダメだって思ったね。


内気なバンドマン|

一本槍…。
確かにそれじゃダメですよね。
それで、どうしたんですか?


室チョー|

まずは、環境問題の中でも「海洋プラスチックごみ問題」にターゲットを絞ることにしたんだ。
ちょうどこの頃、プラ製のレジ袋を大好物のクラゲと間違えて大量に食べたウミガメの死骸が海岸に打ち上げられたとか、ストローが鼻に刺さったウミガメの映像がテレビで紹介されるようになってきた時期だったのを覚えてるよ。

自分たちだけでは、やれることに限界がある。だから、専門的にやっている人に賛同しようと思って探し出したのが、今でもお付き合いさせていただいている海洋保全団体のサンクチュアリエヌピーオーさん。
まずは、参加した保全活動をとおして、現場の生の声を聞いて、実際に自分で体験してみて海洋プラスチックごみの真実を知ることができた。そこで、自分たちで何が協力できるのか?それを多くの人に広めるためにはどうしたらいいのか?そして、胸を張って「海洋プラスチックごみ問題を解決する取り組みをしています」と言うために、カタチにするにはどうしたらいいか?そう考えた末に生まれたのが「海を守るマーク」だったんだよ。


内気なバンドマン|

おお。海を守るマークの誕生秘話まで聞けるなんて!まだまだ僕の知らない歴史がありそうですが、時間が来てしまったので、それはまたの機会に聞かせてください!



気になる次の予告

室チョー|

そうだね!それでは「紙で環境対策室のお仕事」第一回のはじまりのはなし篇はここまで。
あんまりいろいろ書いてしまうと、第二回以降のネタが無くなっちゃうので、続きはまた今度。
次回は、今、製作を検討中のスタッフTシャツができるまでの裏側をお伝えしようかな。
最後に、先ほど紹介した海洋保全団体のサンクチュアリエヌピーオーさんの体験レポートもぜひお読みください。少しでも、身近に感じていただければと思います。


はじまりのはなし|紙で環境対策室のお仕事

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