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商品開発ストーリー|七宝びいどろティッシュ

商品開発ストーリー|七宝びいどろティッシュ

2021年11月18日(木)から販売を開始した、七色カラーティッシュ「七宝シリーズ」の第2弾となる『七宝 びいどろ』。販売から約9ヶ月が経ち、多くのお客様にお求めいただいている、カンキョーダイナリー(環境>)の主力商品。

 

『七宝 びいどろ』は、ガラスを意味するポルトガル語「Vidro」を語源とした、日本が誇る伝統工芸品「びいどろ」をテーマにしたボックスティッシュ。ガラス工芸で表現される日本の伝統色になぞらえた「珊瑚・白練・桜・菜の花・翡翠・露草・墨」の七色のティッシュペーパーが取り出せる商品です。

 

そんな特別な商品が、どんな想いで作られたのか。また、お客様にお届けするまでに開発担当者がどんな課題を乗り越えてきたのかをお届けしたいと思います。これを読んでいただき、さらに『七宝 びいどろ』に愛着を持っていただけることを願っております。

環境問題解決カンパニーとしての“ものづくり”

2021年2月末、2012年より販売をおこなっていた『七宝ティッシュ』が完売し、販売を終了。約9年間、累計約10,400個を販売し、多くのお客様にご愛顧いただいていました。終売後も多くのお客様より再販のお声をいただいたことをきっかけに『七宝ティッシュ』の再販を検討し始めました。

(左)現在販売中の七宝 びいどろティッシュ (右)以前販売していた七宝ティッシュ


その頃、カンキョーダイナリーを運営する大昭和紙工産業(株)は環境問題解決カンパニーとして、舵を切り始めていました。「これから世に出す製品は環境に優しいものであるように」という社長の言葉も受け、新たに環境配慮という要素も盛り込んだ商品にアップデートさせることが、商品をお客様へ届けるための必須条件となりました。

課題となった取り出し口


今まで販売していた『七宝ティッシュ』も含め、多くのボックスティッシュの取り出し口についているプラスチック製のフィルム。そもそもこれは、ティッシュが取りやすいようについているもの。もしなくしてしまうと、毎回箱の中に手を入れてティッシュを取り出さなければいけません。フィルムがなくてもティッシュが落ちないような、特殊なパッケージ形状も検討しましたが、商品のイメージを壊してしまうという理由から断念。

そこで「せっかく紙加工メーカーなんだから、紙を使って、オール紙のプラスチックフリーティッシュを作ろう!」ということになりました。しかし「洋紙」と呼ばれる一般的に使われる紙は、硬さがあるためにティッシュを引き抜くときに手が切れてしまう恐れがあります。

そんなときに出会ったのが、紙質が柔らかい「和紙」。「洋紙」とは異なり、繊維が長いため、柔らかく、風合いが良く、かつ破れにくい。まさに新しい商品の取り出し口にはピッタリでした。


さらに「今回は特別な和紙を使用したい」という開発担当者の想いから、約1300年の歴史を持つ埼玉県小川町で漉いて作られた「小川和紙」を使用することに。この地域では数少ない、機械漉き和紙を提供している鷹野製紙所様にご協力いただきました。


鷹野製紙所の作り上げる和紙はとても繊細で美しく「もっとこの美しさを商品に使いたい」ということから巻き紙にも採用することになりました。

カラーとパッケージもアップデート

もちろん、こだわり抜いた部分は取り出し口だけではありません。まずは、カラーティッシュの色の選定。前回と同様七色を使用しますが「もっと当社の染色の技術を感じてもらえるカラー配色にしたい」という想いから、日本の伝統色になぞらえた「珊瑚・白練・桜・菜の花・翡翠・露草・墨」に決定しました。


日本の伝統色になぞらえた配色を受けて名付けられた『七宝 びいどろ』という商品名には、「伝統工芸品”びいどろ”を彷彿とさせる商品を作りたい」という開発担当者の想いが込められています。

次は、パッケージです。側面に輝く七宝柄は、ガラス細工を彷彿とさせる上品なデザイン加工となっています。程良い加工で上品さを失わないよう注意しました。また、贈答用として多くご利用いただくことを想定し、円い七宝柄が重なりつながる縁起の良い「七宝繋ぎ文様」を施しました。


“円のつながり”は”縁の繋がり”に由来するもので、人と人との関係が無限につながっていくことや、子孫繁栄で家が大きくなっていくことを意味します。日頃のお礼、結婚や出産などのお祝い、内祝い、お引越しや年末年始などのご挨拶と多様なシーンで使うことができます。

さらに、日頃お客様からいただく「横から見ても綺麗そう」というお声を参考に、箱の横からも七色カラーティッシュの断面が楽しめるようになっています。

七宝 びいどろティッシュの紹介

改めて『七宝 びいどろ』ティッシュがどんな商品か詳しく紹介します。

さらに美しくなった七宝シリーズ


七色カラーティッシュ「七宝シリーズ」の第2弾となる『七宝 びいどろ』は、ガラスを意味するポルトガル語「Vidro」を語源とした、日本が誇る伝統工芸品「びいどろ」をテーマにしています。ガラスの美しさをイメージして作り、ガラス工芸で表現される日本の伝統色になぞらえた「珊瑚・白練・桜・菜の花・翡翠・露草・墨」の七色のティッシュペーパーが取り出せます。

お部屋も気持ちも明るく華やかに



ティッシュとしてはもちろん、インテリアとして飾っていただくこともできる「七宝 びいどろ」は、お部屋も、気持ちも、一瞬にして華やかにしてくれます。パッケージの側面に輝く七宝柄は、ガラス細工を彷彿とさせる上品なデザイン加工となっており、箱の横からも、七色カラーティッシュの断面が楽しめるようになっています。

ギフトとしてもおすすめ


他にはない、印象に残りやすい贈り物として大変人気の商品。順番に出てくる七色のカラーティッシュは、受け取った人を思わず笑顔に。
また、円い七宝柄が重なりつながる「七宝繋ぎ文様」は、「永遠、円満、ご縁、調和」などの意味がある縁起の良い文様のため、お祝いの贈り物としてもおすすめ。上品な巻紙付きなので、そのまま贈り物としてお渡しいただけます。

プラスチックフリーで環境への優しさも忘れない


従来は、プラスチック製のフィルムを使用していた取り出し口も和紙を使用することで、環境にも人にも優しい、温かみがある取り出し口へと進化しました。また側面の抜き部分にもフィルムは使用せず、とことん環境への優しさを追求しています。

さらに多くのお客様に伝えていきたい

『七宝 びいどろ』ティッシュの商品開発ストーリーはいかがでしたでしょうか?

「環境問題解決カンパニー」として、生み出す商品に責任を持っている当社の熱い想いが届きましたでしょうか?さらに、この想いを乗せた『七宝 びいどろ』ティッシュが多くの方の手元に届くことを祈っております。

カンキョーダイナリー(環境>)では、引き続き「環境に優しい商品開発」に努めてまいります。どうぞ引き続きお買い物をお楽しみください。

商品開発ストーリー|七宝びいどろティッシュ

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